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いつでも食べれるようにフードは出しっぱなし!? 飼い主がやりがちな間違った食事のお世話4つ

日々の食事は、猫の体づくりに関わる大切なお世話です。しかし、お世話のやり方を間違えてしまうと、愛猫を肥満や偏食にさせたり、体に負担をかけたりしてしまうことも。

今回は、飼い主さんがやりがちな“間違った食事のお世話”をまとめました。正しい食事のお世話のやり方もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【間違ったお世話】いつでも食べられるようにフードは出しっぱなし

空腹の猫は、おいしい食べ物の皿の前に座って、カメラを見上げます。
Lightspruch/gettyimages
猫の1日の食事量は、年齢や体重などによって異なります。フードを出したままにしたり、つぎ足しする方法で与えていたりすると、摂取量が管理できず肥満につながることが。また、出したままの状態だとフードの酸化が進み、傷みやすくなるので衛生面でもよくありません。

【正しいお世話】1食分を量って食事量を把握して

愛猫の食べすぎを防ぎ、食欲の増減をチェックするためにも、フードは毎食適正量を量って、常に新鮮なものを与えましょう。まとめて量って1食分を小分けにし、保存しておくのもよい方法です。

なお、フードの適正量はパッケージに書かれた量を参考にし、体調によっては獣医師に相談するようにしてください。

【間違ったお世話】吐き戻さないようにフードは必ず手から与えている

SharafMaksumov/gettyimages
このような過剰なお世話を続けていると、飼い主さんなしではゴハンが食べられない猫になってしまうなど、飼い主さんの不在時に悪影響を与えるリスクがあります。場合によっては、飼い主さんがいない不安から粗相(そそう)をしたり、体調が悪くなったりすることもあるでしょう。

【正しいお世話】早食い防止のフードボウルで与えて

吐き戻しの原因のひとつに、早食いが考えられます。早食いが原因の場合は、凹凸のついたフードボウルなどに入れて、ゆっくり食べさせてみるといいでしょう。

また、最初は見守ってもよいですが、徐々に飼い主さんの姿を見せないようにし、飼い主さんがいなくても食べられるようにすることも大切です。

【間違ったお世話】ゴハンを食べないときはすぐにおやつを与える

ホームキッチンで空腹猫
Chalabala/gettyimages
猫の主食となるフードは、栄養バランスが整えられた総合栄養食を与えるのが一般的。おやつは嗜好性が高くつくられているので食いつきはよいですが、総合栄養食ではないため、そればかりだと栄養が偏り、肥満などにつながるそれがあるので注意が必要です。

【正しいお世話】フードに猫の興味を引く工夫を

いつものフードに変化を出すことで、興味を示してくれる場合があります。例えば、ぬるま湯を少しかけてフードのニオイを立たせたり、トッピングとしておやつを少量フードにのせたりするのがおすすめ。おやつをトッピングする場合は、カロリーを計算して与えましょう。

なお、猫がゴハンを食べないときは、単におなかが空いていないというケースもあるので、時間を空けて与えてみるのも一案です。

【間違ったお世話】毛玉のため込み予防に毎日猫草をトッピング

ペットジンジャー猫は自宅でボウルから食べ物を食べる
Daisy-Daisy/gettyimages
猫は吐きやすい動物ですが、嘔吐は体の負担になります。毛玉をよく吐くなら、吐かせる対策よりも、ウンチと一緒に排泄できるように工夫するほうがよいでしょう。

【正しいお世話】食物繊維を含んだサプリやフードを与えてみて

食物繊維を多く含んでいるサプリメントや毛玉対策フードを与えることで、飲み込んでしまった毛を排泄させることができます。また、換毛期はとくに毛を飲み込みやすいため、ブラッシングで抜け毛の量を減らすことも大切です。
もし間違った食事のお世話をしてしまっていた場合は、今日からでもよいので正しいお世話を取り入れてみてください。正しい方法で愛猫の健康をサポートしてあげましょう。
参考/「ねこのきもち」2020年10月号『リスクを知れば、「正しい」が見えてくる。猫の長生きを想って本当にすべきお世話のこと』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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