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油断禁物!「夏バテ」が引き起こす4つの猫の病気
今回は、“夏バテが引き起こす猫の病気”を4つご紹介します。
夏バテが引き起こす病気(1)猫カゼ
夏バテによって食欲が落ちたり、空調によって冷えすぎたりすると、猫は体力や免疫力は低下するため、猫カゼに感染するおそれがあります。また、猫カゼは一度感染すると病原体が残るので、夏バテで体が弱ったときに再発することも。
主な症状は、鼻水・くしゃみ・咳・涙目・目やになどですが、進行すると発熱したり、口内炎ができたりすることもあります。体力や免疫力のない子猫などは、猫カゼに感染すると特に重症化する傾向があるので注意が必要です。
夏バテが引き起こす病気(2)尿石症
猫のオシッコはもともと濃い傾向にありますが、夏バテで飲水量が減って脱水気味になると、さらにオシッコが濃くなり結石ができやすくなるため、尿石症の発症リスクが高まる傾向に。
尿石症になると、尿路に結石ができることでオシッコが出にくくなったり、尿路を傷つけて血尿が出たりするなど、排尿障害を起こすのが特徴です。オシッコを出しにくそうにしている、1回のオシッコの量が極端に少ないなどの症状が見られたら、動物病院を受診しましょう。
夏バテが引き起こす病気(3)腎臓病
腎臓病はシニア猫がかかりやすい病気ともいわれ、オシッコに異変があわらわれるのが特徴です。進行すると色の濃いオシッコが大量に出るようになり、さらに症状が進むと食欲不振や嘔吐などの症状が見られます。
猫の腎臓病は完治が難しい病気なので、十分注意が必要でしょう。
夏バテが引き起こす病気(4)胃腸炎
胃腸炎は「急性胃腸炎」と「慢性胃腸炎」の2つに分かれますが、「急性胃腸炎」の場合は突然嘔吐や下痢をするなどの症状が見られ、重症化すると血便が出ることも。一方、「慢性胃腸炎」は下痢や嘔吐が1週間以上続くなどの症状が見られます。
猫はよく吐く動物ですが、1日に何度も吐いたり、下痢をしたりするなどの症状が見られるときは、胃腸炎を疑ってもよいでしょう。なお、夏バテは脱水気味になりやすいですが、胃腸炎になって下痢や嘔吐をするとさらに体内の水分が失われるため、回復しにくくなることもあります。
文/ハセベサチコ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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