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イタズラ対策を講じたのに、猫はさらに予想の斜め上をいく生き物だと身に染みたお話【連載】渋ネコししまるさん#142

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 僕は寝るときCPAPと呼ばれる機械を鼻につけています。CPAPとは睡眠時無呼吸症候群のための機械で、取り込んだ空気を鼻に送り込むことで、無呼吸時に気道を広げ呼吸を楽にしてくれるものです。

 このCPAP、実は妹猫のまるこのお気に入りでして、まるこはこの機械の上でよく寝ています。そして大変困ったことに高確率で、停止ボタンを押してしまうのです!

「それは大変だね!ご飯まだ?」

 ある夜、CPAPが止まり、僕は息苦しくなって目が覚めました。CPAPが乗った棚を見上げると、青白い液晶の光に照らされたまること目が合いました。
 反射板タペタムがぎらりと光る目は、まるでサスペンス映画のワンシーン…。

 まるこも初めはたまたまだったのだと思います。しかし何度か停止ボタンを踏んでいるうちに、点灯する液晶がツボにはまったようで、自ら進んでボタンを押すように。

「ボタンってあったら押すものなんだよ」

 次の日、まるこのイタズラ対策として、ボタンの上に自作のカバーをつけました。これで安心…と思いきや、今度は早朝、異臭で目が覚めました。

「まるこがトイレ(大)でもしたのかな?」とも思いましたが、常にCPAPから送られてくる異臭が異常にフレッシュなのです。おそるおそる棚の上のまるこを見ると、まるこは背伸びしてからくるりと回り、お尻についた黒いぷらぷらを僕に見せてくれました。

 そうです。黒いぷらぷらの正体は“うんち“。長毛種は、時々うんちがお尻の毛に絡まってしまう事がたびたびあります。CPAPはシュコーシュコーと音をたてながら、まるこが纏うニオイをせっせと僕の鼻に送り続けていたのです…!

 そんな苦しくもおかしい日々を、1階で寝ているししまるは全く知りません。こんな猫たちとの二重生活も、緩急あって面白いものであります。

「チームししまるを四六詩句」

Taco(たこ)プロフィール

東京在住の漫画家・イラストレーター・キャラクタデザイナー。
「ちいさな猫を召喚できたなら」「3匹のちいさな猫を召喚できたなら」「ぷっちねこ。」(徳間書店)など、好評発売中。「ちいさな猫を召喚できたなら」は重版後、中国版・韓国版・インドネシア版も発売。
現在、Web上では不定期に新作漫画を更新中。詳しくは以下のSNSへ。
・Instagram
 Tacoのインスタ: @tacos_cat
 ししまるのインスタ: @emonemon
・Twitter@taco_emonemon

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