猫が好き
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大雨の日に保護された生後4日の子猫を家族に 初めての猫育てに大奮闘、感動の出来事の連続も
「猫を家族に迎えたい」と思っていたときに、突然の出会いが。

Instagramユーザーの@mochi_.0909さんご家族は、子猫のもちちゃん(取材当時、生後約8カ月)を保護することになりました。出会いは本当に突然のことだったといいます。
大雨の中、草むらで子猫がみゃーみゃー鳴いていた

もちちゃんとの出会いは2021年9月、大雨の日でした。飼い主さんの友人が仕事で草刈りをしていたところ、「みゃーみゃー」と鳴いていた子猫を見つけたのだそう。近くに母猫などはおらず、目も開いていない子猫がひとりぼっちでいたのだとか。
子猫を見つけた友人が、飼い主さんのもとに連絡を入れたのが、出会いのきっかけだったといいます。
飼い主さん:
「じつは数日前に、その友人に『猫と暮らしたい』という話をしていたんです。私たち家族は一軒家への引越しが2カ月後に控えていたのですが、『まだちょっと早いよね〜』なんて話をしていて。
友人から『子猫を保護した』という相談があったとき、私は一瞬戸惑いましたが、命がかかっているコを引き取らないという選択肢はなかったです」

雨で体が濡れていた子猫は、寒さでぶるぶると震えていたそう。飼い主さんは、ご主人と友人にお願いし、子猫をすぐに動物病院に連れていってもらうことにしました。
先生に子猫の状態を診てもらうと、臍の緒は取れていたので「生後4日くらい」とのことだったそう。幸運なことにノミが数匹いた程度で、子猫の健康状況は悪くなかったそうです。
飼い主さんご家族は「子猫を守る」と決意し、家族に迎えたのでした。
子猫の育児に奮闘! もちちゃんの成長に、喜びを実感する日々
飼い主さんご家族は子猫に「もち」と名づけ、念願だった猫との暮らしをスタートさせました。
動物と暮らすことが初めてだったご家族は、子猫にミルクをあげることももちろん初めて。動物病院の先生にミルクのあげ方などを教えてもらったり、YouTubeの動画を参考に子猫の育て方を勉強したりと、毎日が試行錯誤だったと振り返ります。
飼い主さんはもちちゃんの成長について、「生まれたての子猫だったので、成長のひとつひとつが感動でした」と話します。
飼い主さん:
「ミルクを上手に飲めたとき、初めてうんちが出たとき、目が開いてきたとき、爪が痛いと思ったとき。便秘の後に大量に出したうんちも、すごく嬉しかったです。
毎日もちの体重を量っていて、成長が嬉しすぎて母子手帳を手作りしちゃったくらいです!(笑)」
家族みんな、もちちゃん中心の生活に
甘えん坊で、とても人なつっこいというもちちゃん。常に人の足を追いかけたり、人に寄り添っていたり、ちょっと人の姿が見えなくなると「にゃおーんにゃおーん」と鳴いていたりする姿が、可愛くて仕方がないのだとか。
家族のことが大好きなもちちゃんですが、家族のなかでも、特に飼い主さんのことが大好きなのだとか。もちちゃんの思わず笑ってしまうエピソードがありました。
飼い主さん:
「私が家にいるときは、もちは朝から夜寝るときまでずーっと私の指をちゅぱちゅぱ、喉をゴロゴロさせています。
途中で主人の指にすっとすり替えるときがあるんですが、嫌みたいで『にゃ! にゃ!』と文句を言って、私の指をちゅぱちゅぱしにくるんです(笑)」
毎日愛らしい姿を見せてくれるもちちゃん。飼い主さんは、もちちゃんのおかげで家族の会話が増えて、家の中がより明るくなったと感じているそう。「家族みんな、もち中心の生活です」と話します。
飼い主さん:
「私たち夫婦は共働きなので、『もちが寂しがるから仕事から早く帰ろう』と考えます。
また、一人っ子の息子も、『いい兄妹ができたな』ってくらい、もちとずっと遊んでいます。息子の笑い声と楽しそうに遊んでるもちを見ていると、本当に幸せだなと感じますね」
偶然の出来事かもしれないけれど、「猫を家族に迎えたい」と思っていたときに出会えたもちちゃん。飼い主さんは、もちちゃんへの思いをこう話します。
飼い主さん:
「もちがうちに来てから8カ月が過ぎました。急に家族になり、ミルク期の大変な時期からで戸惑いもありましたが、もちを迎えられたことがホントに幸せで。毎日可愛くて、愛しかありません」
飼い主さん:
「猫飼い初心者家族なので、今後も戸惑う出来事があるかもしれません。でも、これからも愛を持って、もちをたくさん可愛いがって育てていければなと思います」
写真提供・取材協力/Instagram(@mochi_.0909さん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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