猫が好き
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職場の床下から5匹の子猫を保護、里親を探して残った1匹と家族に。2才の現在、飼い主を癒す大きな存在に
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、もちゃこちゃんとの出会いのエピソードや現在の暮らしの様子について、飼い主さんに2回に分けて(2021年11月/2023年7月)お話を聞きました。
職場の床下から5匹の子猫を保護
子猫たちを発見した同僚は、飼い主さんが猫好きだということを知っており、「子猫たちの引き取り手を探している」と声をかけてくれたのだといいます。
「私は実家で猫を飼っていたのですが、猫アレルギーを発症してしまっていて…。声をかけてもらったときに事情を話して、『引き取ることができない』と返事をしました。
でも、子猫たちのことがどうしても頭から離れず、ほかの猫好きな同僚たちとその日のうちに会いに行ってみたんです」
「もしかしたら母猫が戻ってくるかもしれないから、もう少し様子を見たほうがいいのではないかという意見もありました。でも、子猫たちのなかには、体が冷えてぐったりしたコや炎症で両目が開かないコもいました。
まだ肌寒い時期だったこともあり、『保護しなければこのコたちは今日の夜を越えられないのではないか…』と思いました。
『5匹とも責任を持って保護し、お世話もしてきちんと里親も探すので連れて帰ってもいいか』とお願いし、みんなの同意を得て5匹を自宅に連れて帰ることにしたんです」
子猫たちのお世話をするなかで気持ちに変化が
「5匹中4匹を無事に里親さんに引き渡すことができて、ほっとしていたときのことです。猫アレルギーがあり我が家では猫を飼えないと思っていましたが、子猫とどうしても離れがたくなってしまっていて。
子猫たちと接してみて、実際に猫アレルギーの症状もそんなに問題なかったことや、夫の後押しもあり、最後の1匹を我が家でお迎えすることにしたんです。それがもちゃこでした」
もちゃこちゃんを家族に迎え、より楽しい毎日に!
猫じゃらしをくわえて「遊んで!」と可愛くアピールしてきたりと、おねだりがとても上手なのだとか。
「イタズラをされて困ったり、引っ掻かれたり甘噛みされたりして傷は絶えなくなりましたが…『しょうがないなー』と笑って楽しく過ごす日々です。
犬派だった夫はもちゃこを『可愛い可愛い』と言っていて、『猫派になった?』と聞くと『もちゃこ派!』と言っています(笑) 」
【その後に迫る!】2才になった現在は?
飼い主さんに改めてお話を聞きました。
「私たち夫婦の娘が産まれたこともあり、もちゃこは少しだけおとなになりました。最初の頃は、私が娘のお世話をしていると鳴いて抗議してきましたが、いまではだいぶ慣れてくれて、私の手が空くまで待ってくれるようになりました。
でも、まだまだ甘えん坊で、娘のお世話が終わるとすぐに膝の上に乗ってきます。夜になると、娘が寝るまでは別の部屋に身を隠し、娘が寝ると現れて甘えてきたりも。『よくわかってるんだな〜!』と感心し、『もちゃこタイム』と名づけて夫婦で目一杯甘やかしています!」
「見た目は、健康体になったなという気がします。保護した頃や小さい頃は痩せていて、お風呂に入れるとほっそりしていましたが、いまはふわふわの毛の下にちゃんんと身が詰まっています!」
「大変な時期も、もちゃこに癒されて頑張れました。夜中の娘のお世話が辛かったときは、もちゃこを抱きしめて話を聞いてもらいました。
もちゃこはいまも変わらず、私たちにとって大切な存在です。もちゃこはちゃんと聞いているかはわかりませんが、毎日『可愛い、素敵、大好き、大事なコ』と伝えています。これからも伝え続けたいですね」
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