猫が好き
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座椅子にうずくまるように座り込んでいた生後約1カ月半の保護子猫→2才になり、椅子からはみ出るほど体が大きく成長!
飼い主さんによると、シャネルちゃんは座椅子が好きで、よくうずくまるように座り込んでいたのだとか。「座椅子は普通のサイズなのですが、シャネルが小さすぎて”巨人のイス”のように見えるのがとても可笑しかったです」と飼い主さんは撮影当時を振り返ります。
飼い主さんにシャネルちゃんのお迎えに至るまでの経緯を伺いました。
飼い主さん:
「今から2年前の春、職場の同僚から『娘の友人が子猫を拾ったので、引き取り手を探しているんだけど、2匹目は無理よね?』と打診を受けました。そのとき、我が家には2才になる先住猫のオタルがいたのですが、ちょうど2匹目を飼うことを考えていたところでした」
「同居していた息子が夏に結婚することになり、私が一人暮らしになるので、もう1匹ネコがいると家がにぎやかになっていいかもしれないと思っていた矢先だったこともあり、すぐに子猫の写真を見せてもらいました。
4匹いた子猫の中で、白黒の牛柄のコに一目惚れしました。できれば先住猫と同じ女のコがいいなと思っていたのですが、4匹のうち牛柄のコだけが女のコで条件もぴったりでした」
その後、飼い主さんにお迎えされることになったシャネルちゃん。お迎えから約2年が経ち、どのようなコに成長したのでしょうか?
椅子からはみ出るほど体が大きく成長!
飼い主さん:
「大きすぎた椅子は、今ではもうピッタリ…というより時々はみだしています(汗)今でも椅子の上でゴロゴロするのは大好きです」
飼い主さんは、お迎え当初の写真と最近の写真を見比べてこう話します。
飼い主さん:
「我が家に来たときは、よちよち歩きで片手に乗るくらいの小さな子猫でした。座椅子に乗るときも、10cmくらいの高さを一生懸命によじ登っていました。小さな子猫が座椅子にちょこんと座っている姿は、本当に頼りなくていじらしくて、心から守ってあげたいと思いました。
2年経った今では、完全にここは自分の家で、何をしても許されると信じ切って、椅子の上でお腹を見せて『アタチかわいいでちょ?』と言わんばかりに無防備に転がっている姿を見ると、いつまでもシャネルのこの日常を守ってやりたいとやっぱり思います」
シャネルちゃんはどんなコ?
飼い主さん:
「お迎えから2年。250gだった体重は20倍の5kg超え。先輩猫のオタルは3.7kgなので、オタルを抱いた後でシャネルを持ち上げると『重っっ!!』となります。
行動面では、お迎え当初から好奇心旺盛で、オモチャで遊んだりケージに登ったりととても活動的でした。今はそれがエスカレートし、カーテンレールに爪を立ててよじ登ったりして、オテンバの限りを尽くしています」
飼い主さん:
「いつも機嫌がよくて、シッポを立てて歩いています。抱っこは苦手ですが、シャネルの前で『シャネルはいつもご機嫌さんで元気が良くて、ゴハンも一杯食べるイイコだね~~』と褒め倒すと、嬉しくなるのか自分から『抱っこして』と言わんばかりに腕の中に入ってきます。が、すぐ『やっぱり抱っこはキライなのよね~~』とばかりに“抱っこタイム”は終了になります。そんな単純なところも、大好きです。
人懐っこくて初対面の人にも足にスリスリしていくし、いつも私の近くで寝たり香箱座りしたり転がったりしています」
飼い主さん:
「好き嫌いがないのが最大の長所で、どんな銘柄のゴハンもパウチもカリカリも缶詰めもぺロリと平らげてくれます。ゴハンの好みがある“先住ネエネ”の残りもいつもきれいに食べてくれる“SDGs猫”でもあります」
「NO CAT, NO LIFE」
飼い主さん:
「猫たちは家族であり、生きがいであり、まさに『NO CAT, NO LIFE』。シャネルは私にとって3匹目の飼い猫です。娘が拾ってきて、一番最初にお迎えした猫のモモは『始まりの猫』、わずか5歳で病死したモモのペットロスに苦しむ中、18日後に保護したモモそっくりだったオタルは『再生の猫』、そして、私はシャネルのことを『希望の猫』と呼んでいます」
飼い主さん:
「生後1カ月の小さな体で日に日に成長してゆく生命力の塊のようだったシャネルは、私にとって生きる希望そのものに思えました。捨てられてから多分、数時間も経たぬうちに保護されたシャネルは人間の嫌な部分も知らず、人間を信じ切っています。
できれば、このままずっと人間が大好きな人懐っこい元気なコでいて欲しい。そのための努力は惜しむまいと心に決めています」
写真提供・取材協力/@8bPz75NXxSNon3Kさん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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