猫が好き
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「どんなに拒否されようが、たまちゃんのお世話を楽しもう!」と腹を括ったおかーさんに突然訪れた喜びの瞬間【連載】交通事故にあった猫を拾いました#18
ある日、交通事故にあった猫(凶暴)を迎え、一緒に暮らすことになりました。
一時期は安楽死とまで言われた猫様でしたが、気合と根性で見事に復活。
後遺症として残ったのは自分でご飯を食べられないくらい…
そんな猫をサポートをしていきたい人間と、人の手なんか借りたくない猫様のお話です。
迎えたばかりのおかーさんのメンタル
凶暴なたまちゃんのお世話を始めた頃
おかーさん、とにかく落ち込んでいたのよ。
またシャーって言われた。
また引っ掻かれた。
また咬まれた。ってね。
増えていく傷口を見ては、どうしたらいいんだろうって。
何がダメだったんだろうって。
でも、それを受け入れてしまうと案外楽しくて(変態)
拒否されることに慣れてしまった、おかーさん
くらいのテンションになってたのよ。(重症)
どんなに威嚇されようが、嫌われようが
そんなの関係ないってメンタルに切り替えたおかーさん。
咬まれても平気な革手袋も用意してたしね!(そーゆーこと)
もう無敵。
もう変態。
お世話だけじゃなくてストレスにならない程度で、
手袋はめて撫でる練習とかもしていたのよ。(咬まれたくはない)
それは突然やってくる
(この頃からご飯の時だけ触れさせてくれるようになった)
ゴ、ゴ、ゴロゴロ…???
これは何の音???
ってたまちゃんが喉を鳴らしているーーー!?
たまちゃん…
小さなゴロゴロ音だったけど、ものすごく嬉しくて。
そうか、想いは必ず伝わるんだなあって。
相変わらず愛想のない表情だけど。
なんだかもう、可愛くて可愛くて。
撫でようと思ったらそこでお決まりの…
懲りないおかーさん。
病院いっぱい行ってたね
「あ、猫に咬まれて…」
受付のお姉さん、呆れてたな…
飼い猫に何回咬まれてんの
どんな猛獣飼ってんのって顔してた。
あの時の受け付けのお姉さん。
本当にお世話になりました。(遠い目)
登場人物・登場犬猫
tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
instagram:@tamtam__111
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