猫と暮らす
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愛猫の存在は「癒し・安らぎ」と9割以上の飼い主さんが回答【犬猫との暮らし調査2021】2,193名の声
いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINEでは犬、猫の「飼育実態」と飼い主さんの「生活&意識変容」について、犬、猫の飼い主さん2,193名にインターネットによるアンケート調査を実施しました(アンケート実施期間:2021年4月12日~4月21日)。
昨今、コロナ禍で新たに犬や猫を飼い始める人が増加する中、調査では、犬や猫の家族化や、愛犬・愛猫と暮らす上での飼い主としての責務を果たすことの意識定着が明らかになりました。愛犬・愛猫の存在が飼い主さんの生活や意識にどのような影響を与えているのか、生活行動の変化、また飼育にまつわる課題意識についてレポートします。
昨今、コロナ禍で新たに犬や猫を飼い始める人が増加する中、調査では、犬や猫の家族化や、愛犬・愛猫と暮らす上での飼い主としての責務を果たすことの意識定着が明らかになりました。愛犬・愛猫の存在が飼い主さんの生活や意識にどのような影響を与えているのか、生活行動の変化、また飼育にまつわる課題意識についてレポートします。
愛犬・愛猫は飼い主さんにとって「心の安らぎ・支え」、家族としてなくてはならない存在
2020年はステイホームなどの生活スタイルの変化にともない、新たに1年以内に犬や猫を飼い始めた人(新規飼育者)も19年と比べて増えています(※1)。
このような状況の中、「愛犬・愛猫を飼うことについてよいと思うこと」について聞くと、「生活に癒しや安らぎが生まれる(犬92.5%/猫95.4%)」と答えた人が犬、猫共に高い結果になりました。
その他、「家庭がなごやかになる(犬72.8%/猫71.8%)」「育てることに喜び、楽しみがある(犬66.2%/猫67.4%)」「生活にメリハリや活気が生まれる(犬61.7%/猫52.6%)」が上位に挙げられています。
(※1 一般社団法人ペットフード協会「令和2年全国犬猫飼育実態調査」)
このような状況の中、「愛犬・愛猫を飼うことについてよいと思うこと」について聞くと、「生活に癒しや安らぎが生まれる(犬92.5%/猫95.4%)」と答えた人が犬、猫共に高い結果になりました。
その他、「家庭がなごやかになる(犬72.8%/猫71.8%)」「育てることに喜び、楽しみがある(犬66.2%/猫67.4%)」「生活にメリハリや活気が生まれる(犬61.7%/猫52.6%)」が上位に挙げられています。
(※1 一般社団法人ペットフード協会「令和2年全国犬猫飼育実態調査」)
それ以外でも、「パートナー、友達になれる」「犬/猫を通じて人付き合いが深まる」など愛犬・愛猫を通じた精神的な豊かさへの影響の多さが特徴として挙げられる一方で、「防犯や留守番に役立つ(犬13.0%/猫1.3%)」は低い傾向に。
かつて、玄関先や庭などで飼われていたり、留守の時の防犯目的として飼われたりしていた時代を経て、現在では、愛犬・愛猫の存在感が高まり、人と一緒に暮らし、より親密な関係を築く「コンパニオン・アニマル」としての飼い方へと変化しています。
今回の調査からも「愛犬・愛猫は飼い主さんにとってなくてはならない存在」といえる結果がみえてきました。
かつて、玄関先や庭などで飼われていたり、留守の時の防犯目的として飼われたりしていた時代を経て、現在では、愛犬・愛猫の存在感が高まり、人と一緒に暮らし、より親密な関係を築く「コンパニオン・アニマル」としての飼い方へと変化しています。
今回の調査からも「愛犬・愛猫は飼い主さんにとってなくてはならない存在」といえる結果がみえてきました。
愛犬・愛猫を飼い始めて「会話が増えた」「掃除の頻度が増えた」など生活に変化が
犬や猫を飼うということは、居住空間の工夫、食事・衛生管理や、犬のお散歩などお世話が必要となります。また、思わぬことが事故・ケガにつながる場合もあり、生活環境を犬目線、猫目線で整えることが必要です。
「愛犬や愛猫を飼いはじめて変わったこと」について聞くと、「お金の使い方が変わった(犬45.3%/猫36.1%)」「掃除の頻度が増えた(犬43.5%/猫54.6%)」「起床・就寝時間が変わった(犬43.8%/猫36.7%)」など、
これまでの生活からお金や時間の使い方が変わったり、生活環境を整えるために掃除をしっかり行うなど犬や猫を飼うことへの「責任」の定着がみえました。
これまでの生活からお金や時間の使い方が変わったり、生活環境を整えるために掃除をしっかり行うなど犬や猫を飼うことへの「責任」の定着がみえました。
6割以上の飼い主さんが「写真や動画を撮影する機会が増えた」と回答、生活に活気がうまれている
また、「犬や猫の写真や動画を撮影する機会が増えた(犬66.8%/猫68.5%)」「家族の会話が増えた(犬57.4%/猫48.0%)」「SNS等に写真や動画をアップする機会が増えた(犬39.2%/猫36.7%)」など”生活に楽しみや活気”がうまれている結果に。
特に犬では「休日の過ごし方が変わった(犬64.9%)」「愛犬連れで出かける機会が増えた(犬55.8%)」「他の飼い主さんとの新たなコミュニティができた(犬33.5%)」と、散歩やお出かけを通しての生活の変化もみられました。
いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さんに見せる愛犬・愛猫の可愛いしぐさや、やりとりなどの動画記事、飼い主さんと愛犬・愛猫との温かなエピソード記事などが人気です。
自身が愛犬・愛猫との暮らしを楽しんでいると共に、犬や猫の様々なエピソードや思いに共感している飼い主さんが多いことが推測されます。
特に犬では「休日の過ごし方が変わった(犬64.9%)」「愛犬連れで出かける機会が増えた(犬55.8%)」「他の飼い主さんとの新たなコミュニティができた(犬33.5%)」と、散歩やお出かけを通しての生活の変化もみられました。
いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さんに見せる愛犬・愛猫の可愛いしぐさや、やりとりなどの動画記事、飼い主さんと愛犬・愛猫との温かなエピソード記事などが人気です。
自身が愛犬・愛猫との暮らしを楽しんでいると共に、犬や猫の様々なエピソードや思いに共感している飼い主さんが多いことが推測されます。
猫の飼い主さんは9割以上が完全室内飼い
猫の飼い主さん自身が「愛猫と暮らしていく上で他者に対して気を付けていること」を聞くと9割以上の飼い主さんが「猫の完全室内飼い(猫90.3%)」を挙げています。また、「抜け毛対策としてブラッシングなどのケアをしている」飼い主さんも約半数近くおり、衛生面でも気をつけていることがわかります。
予防接種や去勢・避妊手術なども
それ以外の項目として、「避妊・去勢手術済み(犬70.5%/猫92.9%)」、「この1年の予防接種(犬93.2%/猫77.8%)」など健康面でのケアをしており、飼い主さんが愛犬・愛猫を飼うことへの責任を持ち、様々な対策をしていることがわかりました。
また、動物病院への受診や犬とのお出かけなど愛犬、愛猫と一緒に移動する交通手段としては「車(自家用車)(犬92.1%/猫82.5%)」が圧倒的な結果に。
猫の飼い主さんでは「タクシー(猫10.1%)」、その他の回答では「 キャリーバッグに入れて徒歩 」といった回答もみられるなど、人混みを避ける手段を選び行動している飼い主さんの声が聞かれました。
猫の飼い主さんでは「タクシー(猫10.1%)」、その他の回答では「 キャリーバッグに入れて徒歩 」といった回答もみられるなど、人混みを避ける手段を選び行動している飼い主さんの声が聞かれました。
他の飼い主さんが犬や猫を飼うことで感じる課題は「マナー」にまつわることが多い
一方、「他者が犬や猫を飼うことで不満を感じること」について聞くと「散歩している犬のフンの放置などマナーが悪い(犬74.8%/猫48.6%)」「公園など公共の場でペットをノーリードで散歩(犬40.0%/猫26.3%)」「犬・猫の放し飼い(犬30.4%/猫31.6%)」
など、マナーや飼い方についての課題を感じていることがわかります。
など、マナーや飼い方についての課題を感じていることがわかります。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による”マナー意識変化”も
また、飼い主さん自身が他の犬や猫の飼い主さんと接する場面では動物病院が挙げられますが、「動物病院でのマナー」について聞くと、愛犬・愛猫に関することよりも「飼い主さん同士の新型コロナウイルス感染予防対策(犬猫共通48.0%)」が高い数値となっており、コロナ禍を反映するような結果がみえました。
昨年、いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINEで「コロナ禍における犬猫飼い主さんの生活・意識調査」を実施したところ(2020年7月)動物病院での受診については、新型コロナウイルス感染予防のため、待ち時間を病院外で待てるようにしたり、診療人数を制限したりなど、全国の動物病院でも対策が進んでいることがわかっています。
コロナ禍における生活様式の変化のひとつとして、動物病院での飼い主さん同士の感染予防意識が根付いているといえるのではないでしょうか。
コロナ禍における生活様式の変化のひとつとして、動物病院での飼い主さん同士の感染予防意識が根付いているといえるのではないでしょうか。
愛犬・愛猫が安心して過ごすための環境づくり、地域などの社会との共存を意識する飼い主さんが増えてきている
冒頭でもお伝えしたように、犬、猫の全体の飼育頭数は、2019年に比べ微減しているにも関わらず、1年以内に犬や猫を飼い始めた人(新規飼育者)は増えてきています(※1)。これは、コロナ禍におけるテレワークの導入や、外出自粛での行動範囲の変化など、人々の生活スタイルが大きく変わり、「おうち時間(ステイホーム)」が増えたことが要因だと推測されます。
(※1 一般社団法人ペットフード協会「令和2年全国犬猫飼育実態調査」)
(※1 一般社団法人ペットフード協会「令和2年全国犬猫飼育実態調査」)
今回の調査では、多くの飼い主さんが愛犬・愛猫を飼うことでの責任を感じ、実行している中で、『散歩時のマナー』『犬や猫の終身飼育』や『飼育放棄』など「犬や猫を取り巻く課題」を意識していることが分かりました。
犬、猫と人が安心して暮らせるように
また、「犬や猫の習性を知らないで飼う人がいる」と感じている人が約6割という結果に。
愛犬・愛猫を飼うことは、命をあずかることです。犬や猫は人とは違う生き物だからこそ、正しい情報を知って犬や猫と接する必要があり、社会で共に生活していく上で、他者への配慮も大切になるのではないでしょうか。
愛犬・愛猫を飼うことは、命をあずかることです。犬や猫は人とは違う生き物だからこそ、正しい情報を知って犬や猫と接する必要があり、社会で共に生活していく上で、他者への配慮も大切になるのではないでしょうか。
いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、愛犬・愛猫、そして飼い主さんが安心して過ごせるよう、犬、猫の生態や習性、お世話の専門知識などを引き続き分かりやすくお届けしていきます。
◆調査概要
名称 「いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINE」第1回 犬猫との暮らし調査2021
調査対象: 計2,193サンプル 犬飼い主:1,088サンプル、猫飼い主:1,105サンプル
調査期間: 2021年4月12日~4月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
名称 「いぬ・ねこのきもちWEB MAGAZINE」第1回 犬猫との暮らし調査2021
調査対象: 計2,193サンプル 犬飼い主:1,088サンプル、猫飼い主:1,105サンプル
調査期間: 2021年4月12日~4月21日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文・分析/ねこのきもちWeb編集室
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