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子猫の迎え入れ♪ 生後7週目までの社会化期にしてあげたいこと

猫が生きていくために必要な社会性を身につける時期(生後2~7週間頃)を「社会化期」といいます。この時期の猫は母猫たちと暮らすのが理想ですが、ワケあって迎え入れる場合は、人とのかかわりが猫の負担にならないよう、さまざまなことに慣れさせてあげることが大切です。

今回は、猫の社会化期に取り入れたい、人との暮らしに慣れさせる7つのことをご紹介します。

#1 迎えて数日はケージ内で過ごさせる

ヒメちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
新しい空間に来たばかりの猫は、不安を感じています。これから暮らす場所に慣れさせるためにも、数日間はケージの中で過ごさせましょう。

ケージ内にはトイレやゴハン、水飲みボウルなどの生活環境を整えておきます。また、毎日10分ほどならケージの外に出る練習をするのもいいでしょう。

#2 ニオイでトイレの場所を覚えさせる

MOCOちゃん(ベンガル)
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猫の嗅覚はこの時期から発達し始めるので、ニオイでトイレの場所を覚えやすくしたいもの。

保護していた人などから使用済みのトイレ砂をもらえる場合は、新しいものに混ぜてあげてください。それが難しい場合は、引き取る前の場所で使っていたものと同じ種類の砂を準備するといいでしょう。

#3 体にさわられる感覚を覚えさせる

こしあんちゃん(サバトラ)
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まだ警戒心の薄いこの時期に、人の手の感触に慣れさせておきましょう。

さわられても嫌がりにくい頭や背中などをやさしくなでて、徐々に口元や足先などにもさわるようにしていくと、今後のコミュニケーションやお手入れがしやすくなります。母猫の舌の感触に似せて、歯ブラシでなでるという方法も効果的です。

#4 キャリーケースに慣れさせる

そらじろうちゃん(MIX)
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この時期からキャリーケースに慣れさせて、安心できる場所だと覚えさせておきましょう。ケースの中に入るのを嫌がらない猫になれば、動物病院にも連れて行きやすくなります。

キャリーケースに慣れさせるためには、使い慣れた布を中に入れて置いたままにし、寝床として使うのもおすすめです。

#5 おもちゃでコミュニケーションをとる

キジトラ
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何でも興味を示しやすいこの時期には、たくさん遊んでコミュニケーションをとりましょう。そうすることで、猫は人への警戒心をもちにくくなります。

猫と遊ぶときは、必ずじゃらしなどのおもちゃを使うのがポイント。人の手で遊ぶと、猫は人の手を“噛んでもいいもの”と覚えてしまいます。もし噛まれた場合は遊びを中断し、猫を落ち着かせるようにしてください。

#6 爪とぎ器を覚えさせる

ちゃちゃちゃん
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猫が家具などで爪とぎをしないよう、好奇心旺盛なこの時期に爪とぎ器を覚えさせてください。

形や素材が異なるものを用意して、猫の好みを把握するといいでしょう。お気に入りの爪とぎ器に肉球から出るニオイがつけば、その後はそこで爪をとぐようになりますよ。

#7 録音した生活音を聞かせる

マロンちゃん
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猫は人よりも音に敏感で、掃除機やドライヤーなどの大きな音を近くで突然聞くと、驚いてストレスになる場合があります。

そうした生活音をスマホに録音し、小さな音量で聞かせてから徐々に大きくして慣れさせると、実際に聞いたときにストレスを感じにくくなるでしょう。
猫の安心感や健康維持のためにも、ご紹介した7つのポイントを取り入れ、人との暮らしにしっかりと慣れさせてあげましょう。ただし、猫が嫌がるときはすぐにやめて、別の日にトライするなどの工夫も必要です。
参考/「ねこのきもち」2021年6月号『心と体がグングン育つ♪ 猫の「社会化期」にしてあげたいこと』(監修:帝京科学大学講師 動物看護師 小野寺温先生)
文/朱音
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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