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猫にブロッコリーを与えても大丈夫?理由や注意点を解説
サラダなどにもよく入っているブロッコリーですが、猫がブロッコリーを食べても基本的には問題ありません。今回は、ブロッコリーの食べさせ方や注意点について解説するとともに、秋を連想させる食べ物についてもご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブロッコリーを猫が食べるメリット
ブロッコリーの代表的な成分のひとつが、グルコシノレートです。消化されるとイソチオシアネートに変化し、抗酸化作用と強力な殺菌作用があるといわれています。食べることで猫の身体をより健康的に保ってくれるでしょう。猫の長生きへの効果が期待されます。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫はブロッコリーを食べてもOK? えられる栄養素や食べるときの注意点』
猫によってはブロッコリーを与えてはいけない場合も
ブロッコリーには猫に有害な成分は含まれていませんが、場合によってはブロッコリーを与えてはいけない猫もいます。健康的な猫には身体によい成分が含まれているものの、アレルギーや病気をもっている猫には体質的に合わないことがあるので気をつけましょう。初めて与える際は、猫の様子を見ながら、少量ずつ与えるようにしてください。
また、玉ねぎや長ねぎは猫が食べてはいけないと聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。玉ねぎや長ねぎに含まれるアリルプロピルジスルフィドは、過剰に摂取すると赤血球を破壊してしまう物質です。ブロッコリーにもごく少量含まれていますが、ねぎ類ほどの量は含まれていないので、ブロッコリーを一片食べるだけでは問題ありません。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫はブロッコリーを食べてもOK? えられる栄養素や食べるときの注意点』
猫にブロッコリーを与える方法や注意点
ブロッコリーを好む猫の中には、生のままの食感が好きなコもいるようですが、生のままでは硬く消化不良を起こす危険性があります。与える場合は、加熱して細かく刻んだものを与えましょう。
また、先述したイソチオシアネートには、猫の胃を刺激する作用があるため、ブロッコリーを大量に与えると胃がびっくりしてしまうことも。そのほかブロッコリーには、ゴイトロゲンという甲状腺機能を低下させてしまう成分も含まれています。ごく少量なので、ひとかけら与えるくらいならば問題はありませんが、与えすぎには注意が必要です。
なお、ブロッコリーを与える際には、人が食べる用に味付けした食事や、マヨネーズなどの調味料がかかったものは猫の口に入らないようにしましょう。塩分や脂質が多く含まれ、猫の健康に悪影響を及ぼすおそれがあります。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫はブロッコリーを食べてもOK? えられる栄養素や食べるときの注意点』
秋の味覚・焼きいも&レーズンは与えてもいい?
焼きいもは少量なら与えてもOK!
食物繊維が豊富で、便通改善などの効果が期待できる焼きいも。猫のひとくち分程度なら与えても問題ないでしょう。ただし、猫がヤケドをしてしまわないよう、冷ましてから与えてください。また、与えすぎは肥満の原因になるので要注意です。
レーズン(ぶどう)はNG!
レーズンの原料・ぶどうには、猫に有害な成分が含まれ、腎臓に悪いとされています。レーズンは干されている分、その成分が凝縮されており、ごく少量でも与えるのは危険です。絶対に与えないようにしましょう。
参考/「ねこのきもち」2017年2月号『獣医さんがジャッジ!与えてよかった?人の食べ物』
今回は、ブロッコリーの食べさせ方や注意点について解説するとともに、焼いもとレーズンについてもご紹介しました!猫の健康のためにも、与えていい食べ物とNGな食べ物、与える際の注意点を知っておくことが大切です。みなさんの参考になれば嬉しいです。
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫はブロッコリーを食べてもOK? えられる栄養素や食べるときの注意点』(監修:酪農学園大学獣医学群獣医学類准教授 佐野忠士先生)
「ねこのきもち」2017年2月号『獣医さんがジャッジ!与えてよかった?人の食べ物』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 高崎一哉先生)
文/カガ美五葉
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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