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哺乳動物学者・今泉先生に聞いた!可愛いのに、『絶滅しそう』な野生ネコ4選

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2022年は寅年ですね! 「ねこのきもち」では寅年を記念して、トラをはじめとした野生のネコ科動物にも注目してみることに。

じつはネコ科動物の中には、絶滅が危惧されている種類もあるのだそうです。この記事では、「絶滅しそうな野生ネコ」について、哺乳動物学者の今泉忠明先生に教えていただきました。

野生のネコ科動物とは?

野生のネコ科動物の生息地MAP
野生のネコ科動物の生息地MAP

「ネコ科」とは、600万年前の共通の祖先から進化してきた動物の仲間。「トラ」をはじめ、「ライオン」や「チーター」など、地球上に約40種類が生息しています。

ネコ科動物は、獲物を捕食するという目的に向かって進化してきた生き物で、地球上のさまざまな地域に分布していきました。

上の地図から、各地域に1種類、または狩りの手法や生活圏が異なる2〜3種類のみが棲んでいるのがわかります。現存しているものはその地域で最も強いか、ほかと違う生き方を身につけて勝ち残ってきたのです。

ちなみにオセアニアなど、古代にほかの大陸と分離した地域には、野生のネコ科動物は進出していません。

リビアヤマネコ
イエネコの祖先のリビアヤマネコ。とくにキジトラに似ていますが、イエネコよりもスラッとした体形と、灰褐色のワイルドな毛柄が特徴。

日本には、小型のネコ科動物である「ツシマヤマネコ」と「イリオモテヤマネコ」が生息。イエネコのルーツとされる「リビアヤマネコ」は、アフリカからアジアにかけて生息しています。

可愛いのに絶滅の恐れも…

最近話題の「スナネコ」や「マヌルネコ」なども小型のネコ科動物で、野生でありながら、イエネコに負けないぐらい可愛い見た目のネコもいます。

しかし、残念ながら絶滅危惧種に指定されている種類が多いのが現状です。ここでは絶滅しそうな野生ネコについて、4種類取り上げます。

サビイロネコ

サビイロネコ
サビイロネコ

インド南部とスリランカに生息しているサビイロネコ。頭胴長が35〜48cmと、世界最小レベルのネコ科動物として知られています。背中と脇腹に斑点模様があるのが特徴に。木登りが得意で、樹上でも俊敏に動けます。

サビイロネコはほかの野生ネコに比べると友好的な性格で、子ネコから育てて人間に懐いた例も。

マレーヤマネコ

マレーヤマネコ
マレーヤマネコ

東南アジアの熱帯雨林に棲んでいると推測されているマレーヤマネコ。希少性が高く、生態の多くが謎に包まれたままです。

マレーヤマネコは、指の間に水かきがあるのが特徴に。森林内の水辺を好み、水中に潜って魚を捕らえることも。平べったい頭部、ずんぐりとした胴体と短い足が、イタチ科のカワウソに似ているように見えるかもしれません。

ハイイロネコ

ハイイロネコ
ハイイロネコ

中国西部の森林や乾燥地帯に生息しているハイイロネコ。乾燥地帯に棲む多くの哺乳類と同様に、砂漠で保護色になる明るい毛色が特徴です。写真は“イカ耳”になっていますが、実際はイエネコに似た立ち耳で、目鼻立ちも似ています。

ハイイロネコは非常に数が少なく、くわしい生態はまったくといっていいほど不明です。

クロアシネコ

クロアシネコ
クロアシネコ

アフリカ南部の乾燥地域にのみ生息しているクロアシネコ。サビイロネコと同様に、ネコ科動物の中で最小レベルです。足の裏が黒いのが特徴で、名前もそこから命名されました。

クロアシネコは背中や脇腹にはっきりとした斑点模様があり、小柄なエジプシャンマウ(スポッテッドタビー)と見間違いそうな見た目をしています。

さまざまな種類がいる野生のネコ科動物。興味のある方は、ぜひ調べて知識を深めてみてくださいね!

お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2022年1月号『寅年記念にネコ科動物の雑学も 今年は毛柄×性格で! ニャ論調査』
※一部の写真は、スマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami

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