猫と暮らす
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哺乳動物学者・今泉先生に聞いた!可愛いのに、『絶滅しそう』な野生ネコ4選
じつはネコ科動物の中には、絶滅が危惧されている種類もあるのだそうです。この記事では、「絶滅しそうな野生ネコ」について、哺乳動物学者の今泉忠明先生に教えていただきました。
野生のネコ科動物とは?
ネコ科動物は、獲物を捕食するという目的に向かって進化してきた生き物で、地球上のさまざまな地域に分布していきました。
上の地図から、各地域に1種類、または狩りの手法や生活圏が異なる2〜3種類のみが棲んでいるのがわかります。現存しているものはその地域で最も強いか、ほかと違う生き方を身につけて勝ち残ってきたのです。
ちなみにオセアニアなど、古代にほかの大陸と分離した地域には、野生のネコ科動物は進出していません。
可愛いのに絶滅の恐れも…
しかし、残念ながら絶滅危惧種に指定されている種類が多いのが現状です。ここでは絶滅しそうな野生ネコについて、4種類取り上げます。
サビイロネコ
サビイロネコはほかの野生ネコに比べると友好的な性格で、子ネコから育てて人間に懐いた例も。
マレーヤマネコ
マレーヤマネコは、指の間に水かきがあるのが特徴に。森林内の水辺を好み、水中に潜って魚を捕らえることも。平べったい頭部、ずんぐりとした胴体と短い足が、イタチ科のカワウソに似ているように見えるかもしれません。
ハイイロネコ
ハイイロネコは非常に数が少なく、くわしい生態はまったくといっていいほど不明です。
クロアシネコ
クロアシネコは背中や脇腹にはっきりとした斑点模様があり、小柄なエジプシャンマウ(スポッテッドタビー)と見間違いそうな見た目をしています。
参考/「ねこのきもち」2022年1月号『寅年記念にネコ科動物の雑学も 今年は毛柄×性格で! ニャ論調査』
※一部の写真は、スマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
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