猫と暮らす
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寝ている猫をつい触ってしまう飼い主は約8割。猫のホンネと注意点は|獣医師解説
【調査】愛猫が寝ているときに、つい触ってしまう?
すると、飼い主さんの約9割が寝ている愛猫をかまってしまうことが明らかに!
【体験談】寝ている愛猫をどのようにかまって、愛猫はどのような反応を見せる?
飼い主さんにお話を聞いてみました。
「猫吸い」などをする
- 「寝ているときに『猫吸い』や肉球をプニプニ触ってしまいます。ムクっと迷惑そうに顔をあげて、触られた所を舐めて毛づくろいを始めます」
- 「数秒、背中やお腹に顔をうずめます。やめてほしいときはその場を去りますが、ほとんどがそのまま寝てます」
- 「おしりの辺りに顔を埋めるが、猫は無反応で寝ている」
- 「思わず猫吸いしてしまうが、仕方ないなぁって感じで見られる、時々怒られる」
- 「猫吸いをするのですが、本人は嫌なんでしょう、私の手の届かないキャットタワーの上に行ってしまいます」
顔や体を触ってしまう
- 「触ってしまう。飛び起きて逃げられます」
- 「つい頭を撫でてしまいます。しばらくはゴロゴロ言って、触らせてくれます」
- 「起こさないように優しく撫でますが、起きちゃうときがあります。こちらを見つめてからまた眠ったり、向きを変えて眠ったり、別の場所に行ってしまうこともあります」
- 「顔まわり中心に撫でまくります。しつこいなぁって感じで見下した目をしますが、逃げずに撫でさせてくれます」
- 「寝ている姿が可愛くて頭や顔を撫でると、さらにお腹を見せて『触ってくれ』と要求する」
- 「起きているときには触らせてもらえないお腹とかを触ってます。猫は一度目を開けますが、黙認してくれます」
肉球を…
- 「寝てる猫の肉球をつんつんすると、ガバッと顔だけあげて確認した後、『なんだお前か…』というような顔してもう一度寝る」
- 「寝顔が可愛くて、つい肉球を触ってしまう。反応は手を握ってきましたぁー」
- 「肉球をそっと触ろうとして気づかれて、手を隠されます。それでもまた手や足を出して眠りはじめると、また触り、ついついやってしまいます」
寝ている隙にお手入れを…
- 「寝ている隙に爪切りをしようとして足を触ったら起きてしまい、怒られた」
- 「寝ている隙に爪を切ろうと、そっと足先を触ることがある。熟睡してるのか見逃されるときと、サッと隠されるときがある」
- 「爪や足裏の毛の手入れが気になって、そっとハサミを出してきて作業を始めると、最初は薄目をあけて知らないふりをしていますが、しつこく続けているとアマガミしてにらんでくる。『ごめん』と言って片付けると、『わかればいいんだ』とばかりに、そのまままた寝ます。撫でてるときは撫でてほしいところをすりつけてきたり、手の上に頭をのせて手枕にしてしまう。数時間その体勢だったこともある」
写真を撮ってしまう
- 「直接触りはしないが、面白いポーズで寝ていたり、寝顔が可愛かったりするとついスマホで写真を撮ってしまう。『なに~?』といちいち起きてくれるのが申し訳ない」
- 「寝顔だったり、寝相が可愛くってつい覗き込んでしまったり、写真を撮ってしまうことがある」
【獣医師解説】猫が寝ているとき、飼い主さんが心がけるべきことは?
「猫は寝ているときはとても無防備になるので、意識がないときに触られると、ビックリして起きてしまうことがあります。
どうしてもかまいたい場合は、なるべく睡眠が深くないまどろんでいるタイミングで、そっと触るのがよいかと思います」
「寝ているときに触られるのが迷惑そうなコは、しつこくしてしまうとストレスがかかったり、飼い主さんとの関係性が崩れてしまう可能性があります。頻繁には触らず、かまうときも短い時間にするようにしましょう
また、猫が寝ているときにかまってしまうと、家の中でも寝る際に警戒するようになったり、飼い主さんのそばで寝てくれなくなる可能性もあります。かまう際は、十分に注意したほうがよいでしょう」
飼い主さんは、解説にあった注意点をぜひ覚えておいてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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