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ワクチンで防げる猫の感染症を知ろう!接種の際の「不安」も解消♪

まいにちのねこのきもちアプリ投稿写真より
猫の「感染症」は命にかかわる病気もあります。しかし、病気の種類によっては、ワクチン接種をすることで防げるものも!

この記事では、ワクチン接種で防げる猫の病気について解説します。さらに、ワクチン接種の際の飼い主さんの不安も取り上げ、獣医師さんの言葉を紹介します。

ワクチンで予防できる感染症①猫カゼ

再発が多く、体力や免疫力がない子猫は重症化することもある「猫カゼ」。猫カリシウイルスや猫ヘルペスウイルスなどに感染して、人の風邪のような症状が出ます。

定期的にワクチンを打って予防しよう!

猫カゼは、重症化して治療が遅れると命を落とすこともあるので、予防をすることが重要に! 定期的にワクチンをしっかり打っていれば、重症化を防ぐことができます。

ワクチンで予防できる感染症②猫汎白血球減少症

まいにちのねこのきもちアプリ投稿写真より
ウイルスの感染力が非常に高く、発症した子猫の致死率は90%にもなるという「猫汎白血球減少症」。猫パルボウイルスに感染して間もなく発症し、急激な発熱や激しい嘔吐を繰り返します。大量の血便や下痢を繰り返すこともあるよう。

猫自身の免疫のはたらきにより、1週間耐え抜けば劇的に回復し完治しますが、免疫が弱い猫は1週間以内に死に至ることも……。

ワクチンを打っていれば、ほぼ防ぐことが可能! ただし……

猫汎白血球減少症に対するワクチンの効果は非常に高いといわれており、打っていればほとんど感染することはありません。

しかし、とくに子猫はワクチンを接種する前の免疫がない状態で感染してしまうことが多いのが現状のようです。

ワクチンを打つと、猫がぐったりする……大丈夫なの?

飼い主さんの中には、ワクチンを打ったときに猫がぐったりしてしまうのを心配に思っている人もいますよね。

「猫の総合情報局」にも同様の質問が寄せられましたが、それに対して、ねこのきもち相談室の獣医師は、次のように答えています。

ぜひ参考にしてみてくださいね!

ワクチンを接種するということは、病原性を低くしたウイルスや細菌を体内に入れて、人工的に感染症に似た状況を作り出すということです。このとき、身体は病気にかかったと錯覚し、抵抗するために特別なタンパク質、抗体を作ります。この抗体が、次にウイルスや細菌が体内に入ったときに、感染病の発症を抑えたり、症状を軽減させるために働きます。 ですから、猫よっては、接種後24時間は、病気にかかったように熱っぽかったり、食欲がなかったり、だるそうな様子を見せます。猫の体調や体質によってこの症状が全く現れないことも、急に現れることもあります。 しかし、これらの症状は最も一般的にみられる副作用ですので、毎年出てしまう猫も少なくないようです。

まいにちのねこのきもちアプリ投稿写真より
以上が、ワクチンを打っていれば防げる可能性の高い猫の感染症でした。感染症の中には、ワクチンを打っても完全に防ぐことはできない「猫白血病ウイルス感染症」や、そもそもワクチンがなく、発症すると死に至ることの多い「猫伝染性腹膜炎」などがあります。

猫を飼うときは、こうした感染症の恐ろしさと、ワクチン接種の重要性を押さえておきたいものですね。
出典/「ねこのきもち」2016年5月号『子猫や飼い始めは要注意シリーズ② 防げる? 治せる? 付き合える? 意外と知らない ねこの5大感染症』
文/Honoka
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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