1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. しぐさ
  4. 猫をイラっとさせる飼い主の行動 嫌われないために心がけたいことは

猫と暮らす

UP DATE

猫をイラっとさせる飼い主の行動 嫌われないために心がけたいことは

愛猫がふだんしている何気ないしぐさ。じつはそれが、飼い主さんがする行動に対しての“イライラサイン”だったなんてこともあるかもしれません。今回は、愛猫に不快感を与えてしまいがちな飼い主さんの行動と、猫がイライラしたときによく見せるしぐさについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に伺いました。

愛猫をイライラさせてしまいがちな飼い主さんの行動とは

MIX ミケのモミジちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫はおもに「猫の基本的な生活を守らない人、猫の習性(単独行動を好む、環境の変化を嫌う)に合わない人」に対してストレスを感じやすい傾向が。具体的には、下記のような例が挙げられます。

猫の食事の好みを配慮しない人

野生時代は狩りをして獲物を捕まえていた猫。もともと肉食動物で、必要な栄養バランスが人とは違います。なかには、食感にこだわりがある猫がいたり、ムラ食いが好きな猫がいたりと、猫によって食事スタイルもさまざま

猫の習性を理解していなかったり、愛猫の好みとは大きく違う食事内容や食事スタイルを続けていたりすると、満足できずにイライラしてくることがあるでしょう。

猫のトイレに関して気を配らない人

トイレの容器、トイレ砂、置き場所など、トイレにこだわりをもっている猫は多いようです。トイレの環境が好みに合っていないと安心して使えず、イライラしてしまう猫も。
また、猫はキレイ好きなので、トイレの掃除が行き届いていないと快適に使えず、不満を感じるでしょう。

お手入れの拘束時間が長い人

ブラッシングや歯磨きなどのお手入れが苦手な猫は多いもの。猫が耐えられなくなるまで拘束してお手入れを続けると、イライラしてしまうでしょう。
ほかにも、「飼い主さんの都合で過度なスキンシップをする、追い回してしつこく写真撮影をする、猫のことを考えず来客を迎えたり家具の配置換えをしたりする」などの行為も、愛猫に不満を感じさせる原因となることがあります。

猫が不満を感じているサイン

アメリカンショートヘアのありすちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
先述したような飼い主さんの行動に愛猫がストレスを感じている場合、次のようなしぐさや行動に表れることがあります。

  • いつもよりも低く強めの鳴き声や、長く大きな鳴き声で必死にしつこく鳴いている
  • 耳を横に反らした「イカ耳」をする
  • しっぽを左右に激しく動かしたり、床にたたきつけたりしている
  • 飼い主さんは何もしていないのに、突然噛んだりパンチしたりと八つ当たりのようなことをする
  • 名前を呼んだりゴハンの時間になったりしても隠れたまま出てこない
  • 過剰に毛づくろいをする
  • 飼い主さんのことをジッと睨みつける
  • 粗相をする
  • 食欲がない

病気の可能性も

マンチカンのゆずちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
イライラサインかと思っていたら、じつは病気のサインだったという可能性もあります。
たとえば、あまりに長い時間隠れて出てこないのは、けがや病気の症状で動けなくなっているのかもしれません。しつこく毛づくろいをするのも、皮膚や関節などに異常を感じて舐めていることも考えられます。また、粗相をする原因が泌尿器系の病気である場合も。食欲不振は多くの病気で見られる初期症状でもあり、慎重に見る必要があります。
愛猫からのイライラサインに気付いたら、思い当たる原因はないか確認してみましょう。また、ふだんの様子と比べておかしいと感じることがあれば、獣医師に相談してみるとよいでしょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫が不快に思う飼い主の行動6つ 見逃したくないイライラサインって?』
文/小林けい
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る