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在宅ワーク中、愛猫が真横でぎゅうっと「セルフハグ」 しぐさからわかる猫の気持ちを獣医師が解説

ふと横を見たら…癒しが!
「セルフハグ」をするゆずさん
ぎゅうっ
@yuzunagicat
今回紹介するのは、Twitterユーザー@yuzunagicatさんの愛猫・ゆずなぎくん(愛称:ゆずさん/取材当時1才)。とある日、ゆずさんは短い両前足を胸の前でぎゅうっと組んで、「セルフハグ」をしていたんです。
まったりするゆずさん
ふぅ…
@yuzunagicat
セルフハグをして「ふぅ…」と脱力し、再びまったりし始めるゆずさん。こんなに可愛い愛猫の姿が見られたら、飼い主さんはキュンとしてしまいますよね!
そんなゆずさんについて、ねこのきもちWEB MAGAZINEは、飼い主さんに詳しいお話を聞きました。

在宅ワーク中に見られた光景だった

「セルフハグ」をするゆずさん
ぎゅうっ
@yuzunagicat
この場所は、飼い主さんの在宅ワーク部屋の出窓なのだそう。西向きの出窓で午後になると光が差し込み、ゆずさんはいつもこの場所でくつろぎながら、仕事中の飼い主さんを見守ってくれているのだとか。

この日、飼い主さんは会議中だったそうですが、ふと横を見たらゆずさんがまどろんでセルフハグをしていたのだそう。その姿を見て、思わずスマホのカメラを構えたのだといいます。
「セルフハグ」をするゆずさん
ゆずさんが寝ているクッションは、もともとは飼い主さんの姿勢矯正用のクッションだったそう。しかし、ゆずさんが気に入ってしまい、今ではゆずさん専用の出窓用クッションに(笑)
@yuzunagicat
飼い主さんは癒しの光景を見たとき、どのように思ったのでしょうか?
飼い主さん:
「ゆずさんがいる横で私は頻繁にオンライン会議をしており、じつは結構うるさい場所なんです。ガヤガヤうるさい会議や、少し言い合いをするようなピリピリした会議もあるのですが、そんなときでもゆずさんは気にせず平気で寝そべっていて、いつも私を見守ってくれています。

あのようなゆずさんの姿を見ると癒されますし、『小さくなってこのモフモフにぎゅうっとされてみたいな』なんて思いますね(笑)」

セルフハグは子猫時代から見られた

「セルフハグ」をするゆずさん
ソファでもぎゅ〜っとセルフハグ。
@yuzunagicat
ゆずさんは、生後4カ月ごろの子猫時代から「セルフハグ」をするようになったとのこと。1才を過ぎたあたりから頻度が少なくなってきたそうですが、ときどき見られる光景なのだそうです。
飼い主さん:
「よく見られるタイミングは、お昼寝をしていて起きるか、起きないかとまどろんでいるときです。セルフハグをして起きるときもありますし、そのまま寝続けることも。ぎゅうっと少し力を込めたようにするので、ゆずさんにとっては伸びの一種なのではないかと推測しています」

【獣医師解説】セルフハグする猫の心理

くつろぐゆずさん
@yuzunagicat
ゆずさんは短い両前足を胸の前でぎゅうっと組んで「セルフハグ」をしていましたが、このしぐさからどのようなことが読み取れるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
白山先生:
「紹介したゆずさんの『セルフハグ』の様子はとても可愛らしかったですよね。このようなしぐさのもとは、身を守るため、寒さをしのぐために丸まって眠るという、猫の野生時代の習性からきているのではないかと思われます。

また、飼い主さんがおっしゃるように、眠っている最中に伸びをするように前足に力が入って『ぎゅうっ』となっていることも考えられます。物音やなにかの刺激に反応して前足に力が入った可能性もありますが、ぐっすりよく寝ている状態や、安心して眠れている状態なのだと思います」

セルフハグをしやすい猫の傾向は?

白山先生:
「一般的には、眠っているときに『寒かった』『なにか身の危険を感じた』『夢を見ていた』といったときなどに、ぎゅ〜っと丸まったり身を縮めようとするしぐさが見られるでしょう。

しかし、危険のない室内での生活で育った猫は、必ずしも丸くなって寝るわけではなく、無防備で可愛いさまざまな寝相を見せてくれることが多いかと思います。

今回のゆずさんの場合には、個性的な寝姿と、なんらかの刺激に対して前足に力が入ったタイミングなどにこのセルフハグが見られるのかもしれません。

また、小さいときからセルフハグが見られていたということなので、前足をぎゅっと体に密着させることで安心感が得られたり、気持ちよく眠れるというのがあるのかもしれませんね」
写真提供・取材協力/Twitter(@yuzunagicatさん)
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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