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子猫はみんな目が青い!? 子猫の不思議な生態を専門家に聞いた!

出生時は、わずか体重100gほどしかない小さな子猫。しかしこの小さな体には、さまざまな秘密が隠れています。
そこで今回は、子猫の毛柄や目の色など子猫に関する5つの不思議な生態について、猫写真家の石原さくらさんに伺いました。

誕生してすぐはオスかメスかわからない!?

スコティッシュフォールドのあずきくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
オスの陰嚢が膨らみ始めるのは、生後1カ月前後。それまでは毛に埋もれており、オスとメスの陰部の見た目はほぼ同じなので、その時期に飼い主さんが雌雄を判別するのは困難です。そのため「本当はオスだったのにメスの名前を付けてしまった(その逆も)」というミスもあります。
早めに正しい性別を知りたいときは、獣医師に確認してもらうといいでしょう。

両親と毛柄が違うことがある!?

ブリティッシュショートヘアのうにちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の毛柄は遺伝子と密接な関係があるので、子猫の毛柄も両親がもっている遺伝子の種類に左右されます。ただ、親猫と同じ柄が発現するとは限らず、何代か前の毛柄が出ることも珍しくはありません。
また、きょうだいでもキジトラ、黒、茶トラなど、毛柄が異なる子猫が誕生するケースもあります。

子猫時代に声変わりをする!?

マンチカンのRukaくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
まだ母猫の母乳を飲んでいる猫は、近くに母猫の気配を感じると「ピャーピャー」と小さく甲高い声で鳴き、お乳がほしいことなどをアピールします。
生後2カ月頃には、成猫に近い「ミャーミャー」という鳴き方に。これは、体の成長とともに声帯も太くなるからだと考えられています。

子猫はみんな目が青い!?

Mix(キジトラ)の福ちゃん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
どの子猫も、生まれてしばらくは少し濁ったような青い目をしています。これは「キトンブルー」と呼ばれる色で、虹彩(角膜の下にある光を調節する部分)にメラニン色素が沈着していないために起こる現象です。
成長とともに目の色は徐々に変化し、生後2カ月頃には、イエロー系、グリーン系、ブルー系など、本来の目の色が判別できるようになります。

子猫のヒゲはヒョロヒョロ!?

アメリカンショートヘアのそらくん♪
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
周囲との距離をはかったり、平衡感覚を維持したりなど、猫のヒゲにはセンサーとしての大切な役割があります。成猫のヒゲはピン!と張っていてよく動きますが、子猫はまだヒョロヒョロと垂れたままです。これは、まだ行動範囲が狭く、センサーとしての機能が未発達でも問題がないため。こちらも、生後2カ月頃から徐々に立派なヒゲへと成長していきます。
子猫の生態に関するトリビアを5つご紹介しましたが、新発見はありましたか?もし小さな子猫のお世話ができる環境にあるのなら、その愛らしさを噛みしめながら触れ合ってみてくださいね。
お話を伺った先生/石原さくらさん(猫写真家 猫研究家 愛玩動物飼養管理士1級)
参考/「ねこのきもち」2025年5月号『可愛い写真にキュンキュン、トリビアにヘェ~ 子猫の不思議』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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