猫と暮らす
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別の猫をじっくり見る猫の心理は? よくある行動なの?|獣医師解説

今回は、撮影当時の状況や現在の2匹の関係性などについて、飼い主さんにお話を伺いました!
――もずくちゃん(投稿時2才)が、がじゅまるくん(投稿時生後3カ月)を監視するかのようにじーっと見つめるこの写真。撮影当時の状況について詳しく教えてください。
飼い主さん:
「がじゅまるは新入りで、先住猫のもずくとは別の部屋で生活させていましたが、2匹の関係を深めるためにがじゅまるをもずくと同じ部屋へお引越しさせました。これは、がじゅまるがもずくお姉ちゃんのことなどお構いなしに、元気いっぱい遊んでいるときの写真です」
目撃したときは思わず吹き出して笑ってしまった(笑)

飼い主さん:
「目撃した際は思わず吹き出して笑ってしまいました。もずくはおとなしい性格なので、正反対のタイプのがじゅまるが目の前で怪獣のように暴れ遊ぶ姿を見て固まってしまったようです。
もずくの『ただただ呆然と見つめることしかできない』という思いが伝わってきました(笑)」
突然“怪獣”が踏み荒らしに来た……!?

飼い主さん:
「もずくからすると『自分の生活領域に突然“怪獣”が踏み荒らしに来た……』と目の前の状況が理解できず、頭が真っ白になってしまってこのような表情と行動をとったのだと思います」
獣医師解説! 猫をじっくり見る心理は?

――「別の猫の様子を見る」という猫の行動はよくあることなのでしょうか。
原先生:
「はい、こういった行動は猫でよくある行動です。猫は縄張り意識が比較的強いため、自信の縄張りに入ってきた相手を警戒したり興味をもったりしたとき、急に近づかず距離を取ってじっと見つめることがあります」
――こういった行動を起こすときの猫の心理について教えてください。
原先生:
「こういった行動は、『相手が安全かどうか確認したい』『自分のテリトリーを守りたい』『相手に興味があるがまだちょっと怖い』といった心理が隠れていると考えられます」
もずくちゃんは、がじゅまるくんの行動に対してさまざまな思いをもっていたようですね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/岩井まどか
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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