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猫の歯が抜ける原因は 老化以外に病気の症状のことも 

猫の歯が抜ける原因は主に3つあり、年齢による自然なもの、歯周病などの病気によるもの、そして事故によるものです。今回は、歯が抜けた際の見極め方を、獣医師の小林清佳先生に解説していただきます。病気の早期発見につなげてくださいね。

生後3〜7ヶ月頃か7才以上→エイジングかも

リラックス中の猫
rai/gettyimages
人と同様に猫も乳歯から永久歯に生え変わるので、その際に抜けることがあります(通常は永久歯が生えてから乳歯が抜けます)。また、シニア期に入ると、猫も歯を支える土台が弱くなり抜けやすくなります。どちらも自然に抜けるので、飼い主さんは気付きにくいかもしれません。

歯茎の異常や口臭がある、痛がっている→病気かも

あくびをする猫
chendongshan/gettyimages
歯茎に炎症があり、口臭がともなう場合は、「歯周病」が進行している可能性もあります。また、「猫エイズウイルス感染症(FIV)」や「猫白血病ウイルス感染症(FeLV)」の猫は、免疫力が低下しているため「歯周病」が進行しやすく注意が必要です。

硬いものを噛むクセがある→事故の可能性も

おもちゃで遊ぶ猫
kicia_papuga/gettyimages
歯が折れることはあっても抜けるまでの事故はまれですが、硬いものを噛むクセがあるようなら、歯にヒビが入ったり歯が弱ったりしたことにより抜けてしまうこともあります。

「知っておきたい!」猫の歯はこうなっている

若い猫の歯
Nils Jacobi/gettyimages
成猫の永久歯は、前歯の「切歯」が12本、長く尖った「犬歯」が4本、奥歯の「臼歯」が14本で構成されています。乳歯は、奥歯の「臼歯」が4本少なく10本です。
歯が抜ける原因のなかには、日々の観察や健康チェックで気付き、未然に防げるものもあります。愛猫に痛い思いをさせないよう、日頃から細かく様子を確認することが大切です。異変に気付いた場合は、動物病院で診てもらいましょう。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2019年10月号『若いうちからも! 見た目と行動を正しくジャッジしよう 猫の変化、病気? それともエイジング?』
文/宮田あゆみ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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