猫と暮らす
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猫が「気分屋」といわれるのはなぜか 「気分屋」な猫とお互い快適に暮らすコツ
猫が気分屋といわれる理由とは
山口先生:
「猫は単独行動する動物です。そのため、他者との協調よりも自分自身を優先する傾向があります。
また、警戒心が強く繊細であり、さまざまな刺激に敏感な一面があります。人が気づかないわずかなきっかけが猫にとって不快であり、突如攻撃行動に転ずることがあります。このような猫本来の姿が、人には気分屋にうつるのかもしれません」
猫の気分やテンションはどんなときに変わるの?
山口先生:
「猫は捕食動物なので空腹時は比較的活発になりますが、満腹時はまったりと落ち着いていることが多いでしょう。元々の猫の気質のほか、快適な環境で飼育されているコよりも、何かしらの日常的なストレスを感じているコは、気分が変わりやすく見えるのかもしれません」
猫の気分やテンションが変わったときの対応方法
山口先生:
「猫の気分やテンションが急に変わったときに、しつこく関わろうとするのは厳禁です。とくに、威嚇や攻撃行動が出た場合は、すぐさま視線をそらして離れましょう。
また、人からは突然変わったように見えるかもしれませんが、よく観察すると猫は『嫌だ』というサインを出しています。表情やしっぽの動き、身体の緊張具合などをよく観察すると、猫の嫌悪サインがわかると思います。そのサインが出たら速やかに行為を止める、猫から離れるなどの対応を心がけましょう」
取材・文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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