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考えたい愛猫の「終活」 亡くなる前の猫に飼い主ができることを獣医師に聞いた

あまり考えたくないことですが、長い時間一緒に過ごした愛猫も、いつかは最期を迎えます。大切な存在だからこそ、後悔なくお見送りしてあげたいですよね。

そこで今回は、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、死期が近い猫が取る行動や飼い主さんができることについてお話を伺いました。

死期が近い猫が取る行動

寝室の猫
takashikiji/gettyimages
亡くなる前の猫は、循環が悪くなり低体温になります。低体温になると暑く感じて、冷たい場所に行きたがるかもしれません。

また亡くなる直前は意識が消失し、浅い呼吸・深い呼吸・呼吸停止のサイクルを数十秒から数分間隔で繰り返す『チェーンストークス呼吸』という呼吸になります。

猫は自分の死期を悟る?

ソファの上の猫
kaorinne/gettyimages
猫が自分の体調から死を悟ったり、死という概念を理解したりしている可能性は低いと考えられます。

また、猫は亡くなる前に姿を消すという話もよく聞きます。具合が悪くなると、敵から身を守るために狭い場所に隠れてそのまま動けなくなることが多いので、このようにいわれているようです。

死期が近い猫に飼い主ができること

ソファでくつろぐ猫
ramustagram/gettyimages
愛猫の最期を感じると悲しくなるものですが、できる範囲で一緒にいて触れ合う時間を取り、たくさん話しかけてあげましょう。

ずっと一緒にいた存在だと、愛猫は飼い主さんの感情も敏感に受け取ります。極力笑顔で、プラスの言葉をかけてあげてください。

また後悔なく愛猫の看取りをするために、わからないことや不安な気持ちに直面したときは、動物病院の受診や往診を利用して相談するのがおすすめです。
一緒にいる時間が長ければ長いほど、お別れは悲しいものです。しかし愛猫ができるだけ穏やかな最期を迎えられるよう、飼い主としてできることを考えておきましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/江村若奈
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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