猫と暮らす
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成猫の保護&お迎えってどんな感じ? 成猫を迎える3つの魅力とは
この記事では、子猫とはまた違う、成猫の保護猫を迎える魅力について、成猫の預かりボランティアとして活動されている井上知さんにお話を伺いました。
成猫の保護猫を迎える魅力(1)性格の特徴がはっきりしている
子猫の場合、性格がどう変わっていくのか、ある程度成長するまではわかりません。それに対し、成猫は個性がはっきりとした唯一無二の“そのコ”に出会えるのです。
性格がわかっているとお迎えもスムーズ。とくに預かりボランティアさんから迎える場合は、そのコにベストな迎え方を教えてくれるでしょう。
成猫の保護猫を迎える魅力(2)お留守番ができる
子猫の場合、新しい環境に迎えてしばらくは、事故やトラブルの心配があるので、猫だけで留守番させるのは難しいもの。しかし、成猫はお留守番させても大きな心配はないので、共働きでもお迎えしやすいといえます。
ただし、トライアル(※)開始のタイミングについては、在宅の日に合わせることが望ましいでしょう。
成猫の保護猫を迎える魅力(3)比較的穏やかな生活を送れる
活発で好奇心旺盛な子猫は、走り回ったりイタズラしたりと、飼い主さんが手を焼く場面もつきもの。また、急に体調を崩すことも珍しくありません。それに対し、成猫はある程度行動が落ち着いていて、体調も安定しているコが多いです。
猫と一緒にのんびりと穏やかな時間を過ごしたい方には、成猫のほうが向いているかもしれません。
そもそも「成猫の保護猫」ってどんな猫?
次いで多いのは、元飼い主さんに何らかの事情があり、手放されたコです。事情というのは、飼い主さんが亡くなったり、施設に入ったりするほか、引っ越し、結婚、出産などさまざま。家族が猫アレルギーになったからというケースもあります。
そのほか、以下のようなケースで成猫が保護されることも。
こんなケースで成猫が保護されることも
- 多頭飼育崩壊の現場からの保護
- ブリーダーやペットショップの経営破綻や繁殖引退
- 保護団体が継続困難な状況に陥った など
通じ合っていく過程も成猫の保護猫の魅力
しかし、そういったコたちでも、愛情をもって時間をかけて接していれば、心を開いてくれるもの。その通じ合っていく過程を経験できるのも、成猫を迎える魅力といえるでしょう。
参考/「ねこのきもち」2024年6月号『“オトナ”ならではの魅力も知ってほしい 迎えるなら 成猫も、いいよ。』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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