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猫の「呼吸器」にまつわる病気について教えてください~【専門家に聞きました】

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今回は「猫の呼吸器にまつわる病気」について、東京都板橋区にある「アトム動物病院動物呼吸器病センター」の米澤覚先生にお伺いしてみました。猫の呼吸器の診療では、気管や肺、横隔膜、鼻や咽喉頭など、呼吸に関わるさまざまな器官を診察し、異常を発見していきます。

呼吸器の病気①「猫喘息」

「ねこのきもち」2016年5月号

猫も人と同じように喘息(ぜんそく)を起こすことがあります。考えられる原因は、煙やアレルギー、ストレスや不安などが挙げられます。

<症状>
口と肺とを結ぶ気管支が、突然収縮することで咳が出ます。また発作によって、呼吸困難に陥ることもあります。

<治療法>
咳止め薬を投与したり、呼吸困難の場合は酸素吸入を行ったりします。もしアレルギーが原因であれば、アレルゲンと接触しないようにする必要もあります。

呼吸器の病気②「気管虚脱」

写真提供/アコム動物病院

気管は肺への空気の出し入れを行うのですが、「気管虚脱」とは、その気管が途中で潰れることで、呼吸ができなくなる病気です。はっきりした原因はまだわかっていませんが、上部気道や下部気道疾患による咳や、過呼吸からなることがあるそうです。

<症状>
ガチョウが鳴くような呼吸をするようになります。

<治療法>
気管の外側から特殊な糸で縫いつけることで気管を広げて、気道を確保する手術などを行います。

呼吸器の病気を防ぐためには、住環境のストレスを減らして

「ねこのきもち」2016年5月号

呼吸器のトラブルを防ぐためには、住環境を整えてストレスを軽減してあげることが大切です。猫は鼻づまりや呼吸困難が続いてストレスがたまることで、他のストレスにも敏感になってしまいます。お客さんが来たときや掃除機をかけるときは、猫を他の部屋に移してあげるなどして、お部屋でのストレスを少しでも減らせるよう工夫をしましょう。

代表的な呼吸器系の病気である「猫ウイルス性鼻気管炎(猫カゼ)」は、ワクチンのおかげで減少傾向にあるようです。一方で呼吸器に関する病気は一定数存在しており、まだまだ注意が必要なのだそう。呼吸器の病気は聞きなれない病名も多く、中には命に関わるものもあります。愛猫のためにも、ぜひ覚えておいてくださいね。

病院DATA

アトム動物病院動物呼吸器病センター
住所:東京都板橋区徳丸1-5-15
電話番号:03-3935-6355

※この記事の内容は、2016年4月取材段階のものです。

参考/「ねこのきもち」2016年5月号『獣医師が今、伝えたい病気26』(監修:アトム動物病院動物呼吸器病センター院長 獣医師 米澤覚先生)
写真提供/アトム動物病院
イラスト/尾代ゆうこ

文/ishikawa_A

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