猫と暮らす
UP DATE
【Q&Aで獣医師が回答】猫をお留守番させるときに気になるアレコレ
Q. お留守番させるときに気をつけることはなんですか?
A. 猫にとって快適な環境であることです。
また冬場であれば室温を調節した上で、猫のお気に入りの場所に毛布やタオルなどを用意し、寒さから守れる工夫をしてあげましょう。どんなに快適な環境を用意しても、お留守番をストレスと感じる猫は少なくありません。帰宅後は甘えさせるなどして、ストレス発散にも気を配ってあげてくださいね。
<さらに!>食事やトイレの工夫も忘れずに
そして水は、猫が「飲みたい」と思ったタイミングを逃さないように、猫が過ごす部屋や移動の通り道などあちこちに置きましょう。猫が水を倒してしまった際の予備にもなります。
排泄したあとのトイレを使いたがらず、排泄を我慢してしまうこと猫もいるようです。やはり猫には複数のトイレを用意してあげることが大切です。また、消臭効果のあるトイレを選ぶという手もあります。
Q. どのくらいの広さで留守番させればいいですか?
A. 広さよりも上下運動が大切です。
猫は上下運動を好むため、部屋の広さに固執せず、棚やキャットタワーなどの配置を意識しましょう。このような運動ができ、なおかつ外を眺められる環境であれば、猫はそれほどストレスを感じずにお留守番ができます。
<さらに!>事故防止対の対策を行おう
また、人の食べ物や猫用のおもちゃを、誤飲誤食してしまう危険性もあります。猫が口に入れてしまうの恐れがあるものは、猫の届かないところにしまっておき、猫が開けてしまいそうな扉には、市販の開き戸ロックをつけおくと安心です。
Q. 留守番中に猫が暴れます。ストレスが原因ならどうしたらいいですか?
A. 普段の関係から見直してみましょう。
これをやめさせるには、猫の要求をあまり受け入れず、少し距離をおいて生活すると良いでしょう。遊びの誘いやおやつの要求に対して無視をすることで、騒いでも構ってもらえないことを覚えさせます。そして猫がおとなしくなったら、撫でたり遊んだりしてみてください。また、猫が本来するべき行動である、上下運動や爪とぎができる環境を整え、不安やストレスを解消する場を設けてあげることも大切です。
<さらに!>帰宅後のコミュニケーションも大切
また、外から帰ってきた飼い主さんは、普段猫が嗅ぎなれていないにおいをたっぷりまとっています。においで情報収集する猫にとって、その「におい」は、とても気になるもの。お世話が一段落したら、ソファに座るなどして猫が満足するまで情報収集させてあげましょう。そして触られるのが好きな猫なら、猫が喜ぶ部位を撫でてあげてください。きっと安心感を感じてくれるはずですよ。
「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『獣医師が答えるQ&A(留守番/分離不安)』
文/JANE
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE