1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 【獣医師が解説】子猫にあげる餌は何がいい? 回数と量のポイントはこれ!

【獣医師が解説】子猫にあげる餌は何がいい? 回数と量のポイントはこれ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

子猫を偶然保護してしまったら、まず気になるのが餌(食事)の問題。何をどうやって食事として与えたらいいのか、初めての人にとってはゴハンの問題は悩むところです。ここでは子猫から成猫になるまで、何をどのように与えたらいいのかを解説していきます。

ミルクを飲む猫

保護したらまずミルク

生後間もない子猫に必要な食事は、子猫用ミルクです。子猫用ミルクは、ペットショップや動物病院で購入できます。子猫が鳴いたら、初期時を欲しがっている合図。子猫用ミルクを35度くらいまで温めて、皿に入れるのではなく、哺乳瓶またはスポイトで与えましょう。哺乳瓶は人用ではなく子猫用が販売されています。与える回数は、子猫が生まれたてなら2~3時間おきが夜中も目安。体重200~300グラム程度なら1日5~6回、300グラムを超えたら1日4~5回を目安にしますが、与える回数、量にも個体差があります。

ミルクを無理に流し込むようにすると、誤嚥する(気管に入ってしまう)可能性があるので要注意。最初は、数滴ずつ舌にスポイトでミルクを垂らすようにして与えるようにしたほうが無難です。

子猫が自分でミルクを飲めるようになったら、哺乳瓶に変更しましょう。ミルクの温度が低いと、なかなか飲んでくれないことがあります。湯煎して再び35度程度まで温めてから熱すぎないか確認して与えてみてください。

スポイトでミルクを飲む猫

離乳食に移行する目安は歯が生えたら

子猫用ミルクを卒業して、徐々に離乳食に移行する目安は歯が生え始めたころ。週齢でいうと3~4週齢が目安です。ペットショップに行くと、子猫用の離乳食が売られています。ペースト状になっていて、それまでミルクだけ飲んできた子猫でも、食べやすい工夫がされています。

「食べ物」だと認識してもらう

最初は子猫が離乳食を食べられるものだと認識しない可能性があります。このため、「離乳食は味があって、食べられるものなんだ」ということを子猫に認識してもらう必要があります。指先に離乳食をつけて、子猫の上あごに塗りつけてみましょう。

最初は、離乳食と、それまで飲んでいた子猫用ミルクを半量ずつ合わせて与えましょう。様子を見ながら1回に1口程度から始めます。便の調子もよく、下痢などの問題がないなら、子猫が欲しがるだけ与えてもかまいません。この時期になると、子猫は自ら必要な量だけ食べられるようになってきています。もし離乳食を食べさせて下痢をしたり、ミルクも口にしないような状態になったら、胃腸に問題がある可能性が。すぐに動物病院で診察を受けましょう。

少しずつ離乳食を増やしていく

離乳食に慣れてきたら、徐々に子猫用ミルクの量を減らして、離乳食の割合を増やすようにします。与える回数は、1日3~4回を目安にしましょう。量は離乳食のパッケージに書いてある指示に従って、まだ食べたそうにしているなら量を増やし、食べ残すなら量を減らしましょう(体重も確認しましょう)。
ミルクの量は1~2週間をめどに徐々に減らしていくといいでしょう。

総合栄養食のドライフードに移行する

離乳食と水だけの食事に慣れてきたら、徐々に子猫用フードを加えていきます。成長しても好き嫌いがあまりないよう、ドライタイプのフード(カリカリ)だけでなく、たまにはウエットフードも与えるようにしましょう。

まずは離乳食に、ドライフードをお湯でふやかして与えます。徐々にドライフードの割合を増やしていきまましょう。すべてドライフードになったら、ふやかす水分の量を調節して、硬いままでも食べられるようにしていきます。同時に新鮮な水を、好きなときに子猫が飲めるように用意してあげましょう。

注意したいのは、「総合栄養食」のフードを与える点です。「総合栄養食」とは、このフードと水だけで子猫が必要とする栄養をまかなうことができるタイプのフードです。「一般食」という表示のあるフードは、いわば「おかず」で、それだけでは子猫に必要な栄養をすべて満たすことができません。


子猫用フードに移行完了する時期の目安は、体重1キログラムになったころ、ちょうど生後8週齢程度です。ここから1才になるまでは、子猫用フードを与えるようにしましょう。体がぐんぐん成長する時期なので、子猫用フードは成猫用より量あたりのカロリーが高くなっています。食事の回数は1日3回くらいが望ましいです。

フードを食べる子猫

1才を過ぎたら大人用のフードにチェンジ

猫種や個体差もありますので一概には言えませんが、1才になったときの体重の目安は約2~4キログラム。ずっと高カロリーの子猫用フードを与え続けると、肥満の原因になってしまうので、このタイミングで成猫用フードに切り替えていきます。

新しいフードにいきなり切り替えると食べない猫もいますので、それまで食べていたフードを少しずつ新しいフードに置き換えて、時間をかけてその割合を増やしていくとフードの切り替えがスムーズに進みます。

食べなかったり、吐いたりしたら?

前述したように、子猫は自分で食べる量をコントロールできるようになります。しかしまったく口を付けなかったり、それまでと比べて食べる量が大きく変わったときは、猫自体の体調に何らかの変化が起こっている可能性があります。

また、食べたものを吐いてしまうときも同様です。まずはかかりつけの動物病院に連絡して相談してみるとよいでしょう。

まとめ

生まれてきたばかりの子猫は、自分では何もできません。目も開いておらず、自由に動き回ることもできませんから、飼い主さんが子猫用の哺乳瓶でミルクを与えなければいけません。そこからは猫の成長に合わせて徐々に与える餌を変えていってください。ドライフードになって1才までは、カロリーの高い子猫用タイプを与えるようにしましょう。

監修/ねこのきもち相談室獣医師
参考/ねこのきもち特別編集『子ねこのきもち』
文/コージー根本
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

猫と暮らす

更新

関連するキーワード 一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る