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【体験談】移動中に愛猫が熱中症になってしまった!原因と対策を獣医師が解説

高温多湿の空間の中で起こることが多い熱中症。通院のための移動中などは、猫が熱中症になるリスクが高まるので、十分な注意が必要です。

そこで今回は、愛猫が移動中に熱中症になってしまった飼い主さんの体験談をご紹介。獣医師の徳留史子先生には、熱中症の原因や対策を詳しく解説していただきます。

体験談(1)暑い車内で移動後、愛猫が過呼吸気味に

ケージの中にいる猫
Photo by Getty Images
【三重県Yさんの体験談】
昨年の真夏、検査のため動物病院を受診しましたが、帰ってきたら愛猫が口を開けて呼吸が荒くなったことがあります。動物病院へは車で15分ほど。炎天下にさらされていた車に乗り込んだので、冷房はつけていたものの、まだ十分に涼しくなっていなかったのかもしれません。

すぐに動物病院に電話で伝えると、「熱中症かもしれない」とのこと。獣医さんの指示通りにすぐに体を冷やしたところ、症状が治まりました。

徳留先生の解説

炎天下にさらされていた車内は危険な暑さになります。猫を乗せる前に車内をエアコンで冷やしておきましょう。夏の移動では、しっかり暑さ対策をすることが大切です。

体験談(2)暑い日に徒歩で動物病院へ。帰ってきたら口呼吸をしていた

家の中にいる猫
Photo by Getty Images
【埼玉県Aさんの体験談】
先代猫のことです。暑くなり始めた6月、徒歩20分の距離をキャリーケースで通院し、帰ってきたら暑さで口呼吸になってしまったことがあります。すぐに部屋のエアコンをつけて水を飲ませ、ぬらしたタオルで体を拭いて、しばらくしたら落ち着きました。

その後は、キャリーケースに猫を入れるときは、中にクールマットと保冷剤を入れ、タクシーを使うようになりました。当時、愛猫はリンパ腫の疑いがあり通院中で、体力も万全ではありませんでした。熱中症気味になったのも、体力が落ちていたからかもしれません。大反省です。

徳留先生の解説

持病がある猫の場合、体力があまりなく、熱中症リスクが上がる可能性があります。このような猫に対しては、とくに温度管理が大切です。初夏は、朝は涼しくても昼間は暑い、ということが起こりうるので、時間帯による温度変化などには、注意が必要です。

移動中の愛猫の熱中症対策とは

ケージの中で過ごす猫
Photo by Getty Images
このように、暑い季節の外出は猫にとって大きな負担になります。通院などで外出が必要な場合は、次の点に注意しましょう。

キャリーケース内を涼しい空間に

夏のキャリーケースは「小さな温室」状態になりやすく、猫に対して狭い、直射日光が入りやすい、通気性の悪いキャリーは危険。保冷剤か凍らせたペットボトルをタオルで巻き、一緒に入れましょう。

炎天下の移動はなるべく車で

徒歩・自転車での移動は、地面からの照り返しや直射日光を受けるため、熱中症のリスクが高まります。真夏の炎天下での移動は、エアコンの効いた車・タクシーなどを利用したほうが安心です。

車移動でも細心の注意を

車では日除けを利用し、エアコンで車内を涼しくしてから猫を入れましょう。ほかにも、キャリーに直射日光を当てない、エアコンの風を直接猫に当てないなどの注意を。また、猫だけを車内に放置するのは厳禁です。
熱中症対策のためには、暑い日の移動は極力避けるのが安心です。どうしても必要なときは、しっかりと暑さ対策をとったうえで、なるべく早朝や夕方の涼しい時間帯に移動しましょう。
お話を伺った先生/徳留史子先生(猫専門動物病院ねこのクリニック浦和院長)
参考/「ねこのきもち」2026年8月号『ヒヤリ!な実例から知っておこう 熱中症になりやすいのって こんなとき、こんな猫』
文/長谷部サチ
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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