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猫が家の中をパトロールする理由 「ウロウロする」のはストレスサインかも!


「とくに用事はなさそうだけど、なんか家の中をウロウロしているな……」
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みなさんは愛猫と生活していて、「パトロール」をするような行動を目にしたことはありませんか?

この記事では、「猫が家の中をパトロールするワケ」について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!

猫が家の中をパトロールするワケ

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猫が家の中をパトロールするのは、家の中にも縄張りがあるから。

元々猫は、狩りをして食料を得るためと、安心できる寝床を確保するために縄張りを持ちます。猫は、自分の決めた縄張りを毎日パトロールして異変がないか、侵入者がいないかをチェックしているのです。

そして、パトロールしながら、縄張り内に「臭腺から出る分泌物」や「糞尿のニオイ」をつけて、安心できる状態を保とうとします。

室内飼いの猫の縄張りって?

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室内飼いの猫にとっては、家の一部が縄張り。ぐっすり眠れる寝床、食事場所や窓辺などお気に入りの場所が、縄張りに当たります。

室内飼いの猫も、このような場所を毎日パトロールしてニオイをつけて、安心できる状態にしているのです。

飼い主さんの足元にスリスリするのも、パトロールの一環

猫の以下のような行動も、パトロールの一環と考えられます。

  • 縄張り内の家具や壁などに何回もスリスリする

  • お風呂上がりや外出から帰ってきた飼い主さんの足元にすり寄って、体をこすりつけて自分のニオイをつける


「気になる場所=探索場所」としてパトロールすることも

トイレ・風呂など自由に入れないけれど気になる場所が開くと、「探索場所」として、パトロールしたくなることもあるようです。

このように、猫は安心して過ごすためにパトロールをしています。猫が縄張りと認識している場所を歩き回ったり、決まった場所にスリスリする姿を見たら、静かに見守ってあげましょう。

パトロールしやすい猫の特徴

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猫がパトロールをするのは、縄張り内で食料と寝床の確保のため。程度の違いはあるでしょうが、元気に動ける猫はみんなパトロールをしていることでしょう。

その中でも、広い縄張りを持ちたがる猫は、パトロールの範囲が広かったり、回数が多かったりと目立つかもしれません。

オス猫はメス猫よりも広い縄張りを持ちたがる傾向にあるようです。

猫のストレスになる可能性のある縄張り内の5つの変化

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猫にとって安心できる場所であるはずの縄張り内で変化があったり、不安を感じると、ストレスになります。

すると、落ち着きなくウロウロするようになることがあります。縄張り内で猫にとってストレスになるのは、次の5つのようなことです。

① 引っ越し、模様替え

縄張り内で猫にとってストレスになるのは、引っ越しや模様替えなど。

引っ越しや模様替えによって、縄張り内の様子が変わったり自分のニオイが消えてしまうと、猫は不安になり、ウロウロする様子が見られることがあります。

猫が自分のニオイをつけて、新しい縄張りができるまで待ってあげましょう。

② 猫砂やフードが変わる

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猫砂やフードなど、慣れ親しんだ物が急に変わってしまうことは猫にとってストレスに。猫砂やフードを交換するときは、猫の様子に注意しながら徐々に変えるようにしましょう。

③ 使いづらいトイレや食器

トイレや食器にこだわりを持つ猫は少なくありません。使いづらいトイレや食器に変わってしまったり、続けて使っていると、知らず知らずのうちにストレスになっている場合があります。

また、猫はきれい好きな動物です。そのため……

  • 排泄物をすぐに片付ける

  • トイレの数を増やす

  • 食器を毎日洗う

  • 新鮮な水を用意する


    • など、猫が使用する物を清潔に保つことも大切です。

④ 新入りの猫

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猫の数が増えるというのは、先住猫にとって……

  • お気に入りの場所が奪われる

  • 食事やトイレなど安心してできなくなる


など、縄張り内が大きく変化することを意味します。

先住猫にウロウロするような様子が見られたら、ストレスのサインかもしれません。新入り猫をケージに入れたり、別の部屋に移動するなどして、猫同士が慣れるまで気長に待つようにしましょう。

⑤ 外猫の訪問

窓から見える庭なども、室内の猫は縄張りと認識していることがあります。そこに外猫の姿を見つけると「侵入者が来た!」と考えて、落ち着きがなくウロウロすることがあります。


愛猫がウロウロ……考えられる病気3つ

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もしウロウロするような原因が思い当たらなかったり、改善したにも関わらずウロウロするようなら、何らかの病気のサインである可能性も。

よく見られる例として、以下の3つのような病気があります。

① 泌尿器系の病気

膀胱炎尿結石などで痛みや残尿感があると、ソワソワしたりウロウロして落ち着きがなくなることが。

そのほか……

  • トイレに何度も座る

  • 食欲がない

  • 尿の色や量が変化する


といったほかの症状も同時に出ることもあります。

② 甲状腺機能亢進症

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甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に出されることによって、全身に影響を及ぼす高齢猫に多い病気。

落ち着きがなくなってウロウロするほか……

  • 食欲の増加

  • 体重減少

  • 活動性が高まる

  • 性格が激しくなる


などの症状が見られます。また、進行した場合には……

  • 多尿

  • 嘔吐

  • 下痢

  • 早い心拍


なども観察されます。

③認知症

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猫の寿命は年々延びています。それに伴い増えている病気がいくつかありますが、そのひとつが認知症

目的もなくウロウロする様子が見られるほか……

  • 夜鳴きや粗相を繰り返し

  • 寝る時間帯の変化

  • 周囲への興味や反応の低下

  • 食欲の低下

  • 異常な食欲


など、さまざまな変化が見られるように。認知症は動物病院での治療だけではなく、家での介護も大切な病気なのです。

上記のほかにも、体に痛みや違和感があったり、神経症状などでもウロウロすることをがあります。病気が疑われたら、すぐに動物病院へ行き相談しましょう。

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パトロールというより、ただウロウロしているようなときは、愛猫がストレスを感じているサインのこともあるようです。

飼い主さんは、愛猫の様子をしっかり見てあげましょうね!

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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