子猫と暮らすことになったとき、いつから何を教えればいいのか迷いますよね。
今回は、生後1ヶ月頃から教える「トイレ」や「爪とぎ」について解説します。また、「盗み食い」をやめさせる方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
生後1ヶ月から教える「トイレ」
子猫が自力で排せつするようになるのは、固形の食事をとり始める生後1ヶ月頃からです。この頃からトイレを教えていくのがベストでしょう。
落ち着かなくなったらトイレへ誘導
子猫がソワソワ、ウロウロと落ち着きがなくなったら、トイレへ連れて行き、排せつをさせましょう。
- 人の出入りが少なく落ち着ける場所に、トイレ砂を敷いた猫トイレを設置しておきます。
- 子猫の落ち着きがなくなったら、猫トイレへ誘導して排せつさせましょう。
子猫が入りやすいような工夫をして常にトイレを清潔に保っていれば、子猫は安心して排せつができます。この行動を繰り返すうちに子猫はトイレの場所を覚え、自分からトイレへ行くようになるでしょう。
生後1ヶ月から「爪とぎ器」を与えよう
猫の爪とぎには、マーキングや爪のメンテナンス、気持ちを落ち着かせるためなど、さまざまな理由があります。どれも本能からくる欲求なので、やめさせることはできません。
生後1ヶ月を過ぎると、子猫は爪の出し入れができるようになるので、この頃から爪とぎ器を使って爪をとぐことを教えておけば、家具や柱への被害は少なくなるかもしれません。
「爪とぎ器」にはいろいろな種類がある
爪とぎ器に使用される素材は、おもに布・段ボール・麻・木の4種類で、床に置くタイプや垂直置きの爪とぎ器などがあります。「子猫の好み」と「管理のしやすさ」の両面を考慮して選びましょう。
飼い主がいないところでの「盗み食い」をやめさせるには?
まずは「与えないこと」
身体能力の高い猫は、素早くテーブルへ登って人の食べ物を盗み食いすることも。これには、飼い主さんの日頃の行動が関係しているかもしれません。ご飯のとき、そばに寄ってきた愛猫へ「おすそわけ」といって、人の食べ物を与えてはいませんか?
この行為は、猫に「自分が食べていいもの」と覚えさせ、盗み食いの原因になってしまう場合があります。盗み食いをさせないためには、そもそも人の食べ物を与えないことが肝心なのです。
手を叩いて気をそらす
しかし、なかには好奇心から盗み食いをする子猫も。その場合は、食べ物を取ろうとしたタイミングで「パチンッ」と手を叩き、大きな音を出して気をそらしましょう。子猫がひるんだ隙に、食べ物から遠ざけます。この方法で「盗み食いをすると楽しくないことが起こる」と覚えさせることで、食卓にある食べ物を取ろうとはしなくなるでしょう。
トイレや爪とぎ、盗み食いの「困った行動」。子猫のうちから正しい行動を覚えさせることで、猫も飼い主さんも快適に過ごすことができるでしょう。
参考/「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『成猫になると難しい?生後1か月から始められる子猫のしつけのコツとは?』(監修:ねこのきもち相談室獣医師)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。