猫と暮らす
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【獣医師監修】猫に長生きしてもらうための年齢に合わせた飼い方
愛猫に長生きしてもらうには、年齢に合わせたケアが欠かせません。そこで今回は、年齢ごとに注意したい病気や、長生きの秘訣などについてご紹介します。まずは猫の歳の重ね方や、平気寿命について見ていきましょう。

佐藤 貴紀 先生
目黒アニマルメディカルセンター 隅田川動物病院顧問
VETICAL動物病院(オンライン相談)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
●経歴:
麻布大学獣医学部卒業
西荻動物病院副院長
日本獣医生命科学大学獣医内科学教室研修生
dogdays東京ミッドタウンクリニック副院長
株式会社FORPETS設立 白金高輪動物病院院長
株式会社FORPETS代表取締役
JVCC動物病院グループ代表取締役
株式会社WOLVES Hand取締役
●資格:獣医師/獣医循環器認定医
●所属:日本獣医循環器学会
●主な診療科目:循環器科
●書籍:『いぬのココロがわかる本』ぶんか社文庫/『お仕事熱血ストーリー 感動する仕事!泣ける仕事!第2期』学研/『教えて!獣医さん 犬の悩みなんでも相談室』学研プラス/『猫の急病対応マニュアル』鉄人社/『動物たちのお医者さん』小学館ジュニア文庫/『犬の急病対応マニュアル』鉄人社
●SNS:公式Facebook/公式ブログ/公式Twitter/YouTube『名医のいる相談室』
人の約4倍のスピード!猫の歳の重ね方
なお、猫は年齢によって、以下のように分類されるのが一般的です。
- 0から12カ月以下:幼猫
- 1才から7才未満:成猫
- 7才以上:高齢猫
- 17才以上:老齢猫
平均寿命はのびている?猫の種類や環境による平均寿命の違い
また、猫の平均寿命は、猫種や生活環境、性別などの条件によって、以下のような違いが出ることもあるようです。
猫の種類による平均寿命の差
ただ、寿命の長短は個体差も大きいため、品種による違いはあまり重要視する必要はないと考えられています。
性別による平均寿命の差
・メス猫:14.8才
オス猫は発情期になると外でケンカをしてしまうことがあり、その際に負ったケガが原因で病気に感染し、死亡してしまうケースが多いようです。
また、メス猫は老化予防効果があるとされる「X染色体」が、オス猫よりも1本多いことがわかっていて、オス猫に比べ緩やかに老化するといわれています。
外飼いと室内飼いの違いによる平均寿命の差
・室内飼いの猫:15.81才
外には事故や他の猫とのケンカなどの危険や、「猫免疫不全ウイルス感染症」や「猫白血病」などにかかるリスクがあるため、外飼いの猫は寿命が短くなる傾向があるようです。
年齢ごとに注意したい病気
0才
5才~
10才~
12才以上
長生きの秘訣は?年代別の病気対策
幼猫はいつもと違う様子が見られたら受診
5才からは肥満対策を!
7~8才からは甲状腺ホルモン検査を受けて
長寿猫は痩せ過ぎないよう栄養に気を配って
普段から目を光らせて。なにかあったら病院へ
なお、健康診断では普段の健康管理の相談もできます。運動方法やフードの与え方など、年齢にあわせた適切な情報をもらえますので、活用してみてください。
愛猫とできるだけ長く一緒にいるためにも、年齢にあわせた飼い方のポイントをおさえて、健康長寿に役立てましょう。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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