猫と暮らす
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命に関わることも! 飼い主さんに覚えて欲しい猫の呼吸器の病気
「猫喘息」は呼吸困難の症状が出ることも
考えられる原因は、タバコの煙やアレルギー、不安やストレスなど。発作が起こり呼吸困難になったときは、酸素を吸入したり咳止め薬を投与したりして治療します。
また、アレルギーが原因であれば、飼い主さんは猫がアレルゲンに触れないように注意する必要があります。
まれな病気だけど最近増えている「気管虚脱」
原因ははっきりとわかっていませんが、上部気道や下部気道疾患などによる咳や過呼吸から引き起こされることがあるようです。ガチョウが鳴くような呼吸が主な症状のため、猫が咳をしているときは、咳の仕方に注意してみましょう。
なお、外科治療する場合は、気管の外側から特殊な糸で縫いつけて、気道を確保する手術を行うのが一般的のようです。
「慢性鼻炎」にも注意が必要
最初にサラサラとした鼻水が出て、徐々に粘り気のあるものに変わり、鼻がつまってしまいまうのが特徴的な症状。鼻がつまると呼吸がしにくくなるため、飼い主さんは猫の鼻水の様子をしっかりチェックするようにしましょう。
慢性鼻炎は、抗生剤や抗炎症剤の投与によって治療するのが一般的です。
ストレスを感じやすくなっているので注意してあげて
呼吸器の病気を悪化させないためにも、室内の環境を整えて、ストレスを軽減してあげることが大切です。たとえば、掃除機をかけるときや来客の予定があるときは、猫をあらかじめほかの部屋に移しておくなど、簡単なことでもいいでしょう。
呼吸器の病気にかかると、猫はとても辛い思いをしてしまいます。飼い主さんは、咳の仕方や鼻水の状態をしっかり観察して、気になるときは早めに受診しましょう。
文/ishikawa_A
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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