子猫のフードを選ぶとき、「ドライ」と「ウェット」のどちらにすればいいか、迷う飼い主さんもいるのではないでしょうか。今回は、気になるドライフードとウェットフードの違いや、それぞれのメリットを紹介します。猫にとって重要な栄養素も見ていきましょう。
ドライフードのメリットは?
まずは、ドライフードのメリットから見ていきましょう。
- 開封後も保存性が高いので、留守中にもあげられる
- 総合栄養食のものが多い
- ウェットフードと比較すると経済的で、毎日与えやすい
- 粒が硬いのであごを鍛えたり、歯垢を取ったりすることも
ウェットフードのメリットは?
次に、ウェットフードのメリットも確認しましょう!
- 素材の味や食感を活かしているので、食欲を刺激できる
- 水分含有量が多く、水分を効率的に摂取できる
- 柔らかくて食べやすいのでシニア猫にもいい
- ドライフードに比べて低脂肪、低カロリー
ドライフードとウェットフード、結局どちらを選べばいいの?
ドライフードとウェットフードの大きな違いは、「水分含有量」といえます。それぞれにメリットがあって、どちらがいいということではないのだとか。
結論からいうと、「総合栄養食」であればどちらを与えてもOKです!
総合栄養食って?
総合栄養食とは、規定に沿った猫に必要な栄養素がバランスよく配合されているフードのこと。そのフードと水だけで猫が健康を維持できるよう、栄養バランスが整えられています。
ちなみに「一般食」と書かれているものは、嗜好増進や栄養補給などを目的とする“おかず”のような補助フードです。
猫にとって必要な栄養素って?
総合栄養食は、以下のような栄養素をバランスよく含んでいます。猫にとって必要な栄養素にはどのようなものがあるのか、一緒に見ていきましょう!
タンパク質(アミノ酸)
筋肉や皮膚、被毛、血液、内臓、ホルモンなどを構成する栄養素。
脂質
おもにエネルギー源になります。ほかには、毛ヅヤをよくするはたらきも。
ビタミン
体内の代謝機能に役立つ栄養素。猫は、ビタミンC以外のビタミンを体内で必要量合成できません。そのため、食べ物から摂取する必要があります。
ミネラル
体のさまざまな機能を維持してくれる栄養素。バランスよく摂取することが大切です。
炭水化物
ドライフード、ウェットフードのそれぞれのメリットを理解したうえで、愛猫の好みや体調に合わせ、併用して使うのが賢い選択ともいえるのかも。ぜひ、愛猫の食事に上手に取り入れてくださいね。
参考/「ねこのきもち」2016年12月号『メーカーの“中の人”に聞きました フードのギモン、すっきり解決』
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。