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フードへの執着が異常…猫の食欲が増えたときに考えられる病気とは?

「最近、愛猫の食欲が異常なほどにすごいな」と感じているのであれば、注意が必要かもしれません。場合によっては、病気が原因で食欲が増してしまうこともあるようです。

この記事では、猫の食欲が増したときに疑われる病気についてや、猫の食欲が増したときの飼い主さんの対応の仕方などについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

猫の食欲が増すのは「糖尿病」や「甲状腺機能亢進症」が原因のことも

ごはんを食べる猫
getty
食欲は猫によって異なり、同じ猫でも季節によって増減することがあります。ただ、高齢になってから若いときよりもフードへの執着が異常に強くなった場合は、「糖尿病」「甲状腺機能亢進症」などの病気の可能性があります。

その場合は猫にもよりますが、食欲が異常に増し、絶えずフードを欲しがるような行動をとることがあります。

▼糖尿病と甲状腺機能亢進症に関するくわしい記事はこちら

猫の糖尿病~原因と対策・食事療法

猫の甲状腺機能亢進症~原因と対策・食事療法

猫の食欲が増したときの飼い主さんの対応

ベロを出す猫
getty
病気ではなく猫の食欲が増しているとき、よく食べるからといってたくさん与え続けていると、食事で摂取したエネルギーが消費エネルギーを上回り、肥満になってしまいます。そのため、愛猫の1日に必要なエネルギー量を把握し、フードを計測して栄養管理をすることが大切です。 

「太ったかも?」と思ったら、動物病院で相談を

愛猫がなんとなく太ってきたと感じたら、まずはかかりつけの獣医師に相談しましょう。動物病院ではボディコンディションスコアなどを測定し、肥満度を調べ、目標体重の指針を出してもらえます。

そのあとは、獣医師の指導に沿って肥満用の療法食の選択も含めて、栄養管理をしていきます。また、高齢猫に起こりやすい疾患を見逃さないためにも、定期的な健康診断をおこなうことや、日々の愛猫の観察をすることはとても大切です。

【豆知識】冬になると猫が太って見えるワケ

見つめる猫
getty
「冬になると猫が太る」といわれることがありますが、猫は冬の時期、外の寒さから体を守るために脂肪を蓄えやすくなります。また、秋頃から夏毛が抜けて、密な「冬毛」へと生え変わります。このような猫の冬支度によって、ほかの時期よりも太って見えると思います。

寒いのが苦手な猫は、運動不足で肥満になることもあるので注意!

消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが多い状態であれば猫は太り、体に必要以上に脂肪が溜まると肥満になります。とくに冬は寒いため、寒いのが苦手な猫は動くのが面倒で運動不足になり、肥満になりやすい傾向にあります。

愛猫が運動不足になっていないかどうか、飼い主さんはよく観察してみてくださいね。


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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