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見分けがつきにくい猫種「ラグドール」と「ラガマフィン」 似ている理由とは?
ラグドールとラガマフィンの見た目をチェック!
▼ラグドールがこちら
▼ラガマフィンがこちら
ということで、今回はラグドールとラガマフィンの特徴について、「見た目」「性格」「毛」のポイントごとに解説します。両者の見分け方としては、毛に着目してみてください。
また、それぞれのルーツを知ると、似ている理由に納得できるかも!
ラグドールについて
- 原産国:米国
- 毛種:長毛種
ブリーダーのアン・ベイカーが、「バーマン」という猫種に似たポイントカラーの猫と、ターキッシュアンゴラ風の長毛の白猫とを交配させ、オスの「ダディーワーバックス」、メスの「バックウィート」と「フジャンナ」という子猫をもうけます。
その後、ダディーワーバックスとバックウィートを交配させて産まれたポインテッドの子猫2匹が、翌年にNCFA(全米愛猫協会)で初めて「ラグドール」として登録されました。
ラグドールの見た目の特徴
ラグドールの性格
存在感があり体重もあるたくましい猫種ではありますが、じつは狩りには不向きでほとんど興味を示さないのだそうです。
ラグドールの毛の特徴
- 耳や顔、足の先端、しっぽだけが濃い毛色をしている「ポイントカラー」
- ポインテッドで、足の先や鼻、あごに白色が入っている「ミテッド」
- 白 × 有色(ソリッド、リンクス、スモーク、パーティカラーなど)の「バイカラー」
ラガマフィンについて
- 原産国:米国
- 毛種:長毛種
ラグドールを生み出したブリーダーのアン・ベイカーのやり方に反対し、独立したブリーダーたちがラグドールと同じ血統の猫を使って新たに生み出したのが、ラガマフィンだといわれています。すでに商標登録されていたラグドールという名称は使用できないため、一時的につけられた「ラガマフィン」という品種名が、結果的に定着することに。
ペルシャやヒマラヤンなどさまざまな猫種との交配を繰り返すことで、ラガマフィンは多彩で丈夫な品種へと成長しました。
ラガマフィンの見た目の特徴
しっぽは体の大きさに比例して長く、柔らかくて豊富な毛に覆われています。
ラガマフィンの性格
ラガマフィンは好奇心旺盛で遊び好きな一面があり、おもちゃを目にしたらすぐさま興味を示すような機敏さも兼ね備えています。狩りに興味を示さないといわれるラガマフィンとは対照的だといえますね。
また、賢くて性格もよく、愛情深くて子供とも仲良くできるので、飼いやすい猫種とされています。
ラガマフィンの毛の特徴
ラグドールと同様に愛らしい長毛で、被毛は絹のような手触り。毛の長さはあるものの比較的もつれにくく、抜け毛も少ないため、ほかの長毛種よりはお手入れも簡単だといわれています。
ねこのきもちWEB MAGAZINE『ラガマフィンの特徴と性格・価格相場|猫図鑑』(監修:CFAオールブリード国際審査員 サンフラワーキャットクラブセクレタリー ヤマザキ動物専門学校 高野八重子先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/sorami
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