猫と暮らす
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老化現象だけじゃない! 猫の毛の色が変わってしまう原因
この記事では、猫の毛の色が変わる理由について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫の毛の色がだんだんと変わる理由
「一番わかりやすいのは、年をとることによる老化現象です。たとえば、濃い色だった猫の毛の色が白髪交じりのように薄くなったり、黒色のコがだんだんグレーになったり。
サビ柄の猫の色合いが淡く交じり合うような感じになることもあれば、白色のコの毛に黄色やベージュが混ざるようになることもあります」
「考えられる要因としては、紫外線の影響で色が変わったり、毛に栄養がなくなり色味が変わることがあります。
また、遺伝子によって毛色は決定されるため、たとえば子猫のときに赤味を抑える遺伝子が働いていて、年齢とともにその遺伝子が部分的に働かなくなる場合などにも、毛色の変化が見られますね」
「毛の色が変化する病気というのは、考えにくいですね。ただし前述しているように、ストレス、老化、ビタミンなどの不足、栄養バランスの乱れから二次的に色が変わることがありますし、寄生虫の感染などで大量のフケがあると色も変わったように見えます。それを病気のサインと考えてもいいかもしれませんね」
猫の毛の色に変化が…飼い主さんが日頃からできる対応は?
「老化によって毛の色が変わるときは、代謝が下がってゴワゴワの被毛になっていたり、フケが出たり、乾燥などが起きているかもしれません。
毎日優しくブラッシングをして、抜け残った毛を抜いてあげることで新しい毛が生えてくるので、欠かさず行いましょう。また、保湿剤や被毛の健康のためのビタミンやサプリメントをとるのもいいでしょう」
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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