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ターキッシュ・アンゴラの特徴と性格・価格相場|猫図鑑

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トルコに古くから伝えられる長毛のターキッシュ・アンゴラは、優雅で気高い貴婦人のような猫。柔らかく手触りの良い被毛は、貴婦人がまとうコートのように輝きます。そのすてきなターキッシュ・アンゴラを紹介します。

猫種名ターキッシュ・アンゴラ
英語名Turkish Angora
原産国トルコ
公認団体CFA・TICA
毛種長毛種

ターキッシュ・アンゴラの魅力

ターキッシュ・アンゴラは、やや細身で引き締まった筋肉を持っているのが特徴的。四肢は細くスラっと伸びており骨格や胴は細長く、尻尾も細長で体長や体格と釣り合う長さをしています。この体型はバレリーナに例えられ、そのエレガントな容姿はフォーリンタイプと呼ばれています。

耳は大きく直立しており、頭部は小さめでスムーズなクサビ形をしています。頭頂部から額にかけては平ら、鼻筋は真っ直ぐで目はアーモンド形の大きな目をしているのでとてもキュートな印象を受ける顔立ちです。毛色や目色は、多数の色が存在します。きれいなオッドアイを持つホワイトのターキッシュ・アンゴラは、よくモデルとして使われています。

ちなみにターキッシュとは、「トルコの」という意味です。

※文中のグラフは、『猫の教科書』(高野八重子・高野賢治著、緑書房刊)の記述を元に編集室で作成。これらはあくまで目安ですので、飼育環境や状況、個体により異なることがあります。

性格

「ターキッシュ・アンゴラ」は、神経質で繊細、気難しいお嬢様のような性格をしていますが、その反面、人懐っこく飼い主さんに忠実な面も持ち合わせています。一見すると矛盾しているように見えるターキッシュ・アンゴラの性格ですが、「自分が気に入った飼い主にだけ心を許す」という猫らしい性格です。

そのため、多頭飼いをしている家庭や小さい子供が居る家庭では、ターキッシュ・アンゴラなどの気高い貴婦人のような猫は扱いにくいかもしれません。しかし、その気難しいお嬢様が気を許してくれた瞬間、飼い主はターキッシュ・アンゴラの虜になってしまうでしょう。優雅で気高く、スタイリッシュな体型の美しいターキッシュ・アンゴラは、人々を魅了させる猫です。

大きさ

くさび型の頭部に付け根の広い大きな耳はとがっていて、少しつり上がったアーモンド形の丸い目をしています。
筋肉質で中型のフォーリンタイプでしっぽは長くふさふさとしており、幅の狭い胸元は飾り毛に囲まれています。被毛は素晴らしい手触りの長毛のシングルコートです。
目の色は多様で、青、緑、琥珀、オッドアイなどが存在し、すべてが認められています。

体重
2.5~5㎏

毛色の種類

白い毛色が有名ですが、あらゆる毛色が認められています。
ほとんどの被毛がオーバーコート(上毛)で、アンダーコート(下毛)が少ないシングルコート。とても柔らかく、絹のようにしなやかに輝き心地よい手触りです。

迎え入れ方、価格相場

愛猫の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護猫などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。

価格30万円~
※2018年7月編集部調べ、生後3カ月前後の個体の価格です(ペットショップA)

ターキッシュ・アンゴラが気をつけたい病気 

・心臓の筋肉が厚くなりすぎて、心臓に十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」

ターキッシュ・アンゴラの飼い方

ポイント(1)一緒にいる時間をつくってあげられる人向き

人なつっこく、遊ぶことが大好きなので、一緒にいる時間を積極的に作ってあげられる人や、遊びに積極的に付き合ってあげられる人などは向いているでしょう。またスキンシップが好きな人にもおすすめです。

ポイント(2)誤食につながるような細かいものは片付けて

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。

また、猫は上下運動を好むので、猫タワーを設置したり、上っても大丈夫な場所を部屋に作ってあげたりするといいですね。

留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを与えて

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。

猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるよう注意しましょう。

ポイント(4)1日に5~10分以上は遊んであげて

人とのコミュニケーションは大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。

また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。

ポイント(5)こまめなブラッシングが大切

ターキッシュ・アンゴラのような長毛猫には、定期的なお手入れが欠かせません。月に2回程度のペースでシャンプーをすることをおすすめしますが、多くの猫は水に濡れることを嫌います。きれいな被毛を保つためにシャンプーは必要ですが、無理やりシャンプーをしてしまうと、飼い主さんとの信頼関係にひびが入ってしまう可能性もあるため、少しずつ水に慣らしていくことから始めましょう。

まとめ

1600年代初期、自然繁殖によってトルコに自生していたターキッシュ・アンゴラを、トルコの行商人が「アンカラ・キャット」という名前でフランスに運びました。それがヨーロッパの上流階級の間で話題になり、珍重されるようになります。その頃は「アンカラ猫」というトルコの首都の名前が付けられていました。その後、「アンカラ・キャット」は、フランスからイギリスへ渡ったことで「ターキッシュ・アンゴラ」と名前を変え、一般の人々にも愛されるようになります。

イギリスでは、長毛猫の王様といわれる「ペルシャン」の繁殖に取り入られ、純粋なターキッシュ・アンゴラが減少する事態が起きます。その頃のヨーロッパでは、ペルシャンは「アンゴラ猫」と呼ばれており、上流階級の人々に「最高の愛玩動物」として広まっていました。さらに、その頃勃発した第2次世界大戦により、ペットの飼育は後回しにされたため、ターキッシュ・アンゴラは絶滅の危機に直面します。

しかし、1960年代になると、トルコの首都アンカラの動物園に保護飼育されていた、つがいのターキッシュ・アンゴラを、アメリカのブリーダー「リーザ・グリード」がアメリカに運び、「オリジナル血種繁殖計画」を実行に移します。ターキッシュ・アンゴラの純血種を守ろうとしたのは、アメリカ人でした。1973年になるとトルコ原産のターキッシュ・アンゴラに繋がる血統を持つ猫に限って、CFA(THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION, INC.)で公認されるようになりました。

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監修
高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
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