短毛種
UP DATE
バーミーズの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

バーミーズ
- 英語名
- Burmese
- 原産国
- ミャンマー(旧ビルマ)
- 公認団体
- CFA・TICA
- 毛種
- 短毛種

高野 八重子 先生
バーミーズの特徴・性格・毛色
被毛は短く絹のような光沢があり、体にピタリと張り付いています。なでると非常に滑らかな質感です。瞳の色は、イエローからゴールド。気品のある被毛にマッチした瞳には、吸い込まれそうな魅力があります。
バーミーズの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向
バーミーズの性格
バーミーズの大きさと体型
体重:3~5kg
バーミーズの毛色の種類
バーミーズの心配な病気
・先天的に頭部の骨が正常に形成されず、顔面中央部の無形成や髄膜脳瘤といった顔面奇形が生じる「前頭鼻骨異形成」
・血液中のカリウムの濃度が低下し、筋肉が正常に収縮しなくなる「低カリウム血症」
・ガングリオシドという糖脂質が脳などに蓄積してしまう遺伝的な病気「ガングリオシドーシス」
バーミーズの価格相場(2024年)
価格 | 27万円~ |
※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2024年5月)。
バーミーズの飼い方
ポイント(1)一緒にいる時間をつくってあげられる人向き
ポイント(2)誤食につながるような細かいものは片付けて
また、猫は上下運動を好むので、猫タワーを設置したり、上っても大丈夫な場所を部屋に作ってあげたりするといいですね。
留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。
ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを与えて
猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるように注意しましょう。
ポイント(4)1日に5~10分以上は遊んであげて
また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるようにするなどの工夫を。
バーミーズに似た猫の種類
バーミーズに関する記事
バーミーズの歴史や背景
1930年、アメリカのサンフランシスコに住むトンプソン博士が、ビルマのラグーン(現ミャンマーの首都・ヤンゴン)から茶色のメス猫を輸入し、『ウォン・マウ』と名付けました。そのウォン・マウと交配したのが、タイの王宮で愛され、短毛猫のプリンスともいわれるサイアミーズ(シャム猫)という種類の猫です。
このサイアミーズは、シール・ポイントという黒褐色のポイントカラーを持っており、「トム」と呼ばれていました。トムとウォン・マウの間に生まれたのが、「ポイントカラーのサイアミーズ」「母猫ウォン・マウによく似た濃い茶色に濃いポイントカラーを持つ猫」「全身が濃い茶色の猫」という3匹の子猫です。これらの猫を母猫に戻して交配し、サイアミーズやアメリカン・ショートヘアなども関わって、タイプが改良されていきました。
1956年にはこの条件が満たされ、バーミーズは再度公認されることになります。当初はセーブル(濃い褐色)という毛色の猫だけがバーミーズとされ、淡い毛色であるダイリュート(ブルー、プラチナ、シャンパン)は「マラヤン」と呼ばれ区別されていましたが、現在ではバーミーズのダイリュート部門として統一されています。
「ヨーロピアンバーミーズ」との違いは?
ヨーロピアンバーミーズは、毛色がカラフル。コートカラーは、ソリッド(ブルー、ブラウン、チョコレート、クリーム、ライラック、レッド)と、パーティカラー(ブラウン・トーティシェル、チョコレート・トーティシェル、ブルークリーム、ライラッククリーム)が認められています。
ややすらりとした体型とのバランスがとれた、長くほっそりとした四肢をしています。瞳はイエローからアンバー。被毛はバーミーズ同様に短毛で、体にぴたりと張り付き光沢があります。ヨーロピアンバーミーズも活発な性格で遊ぶことが大好き。そして、とても賢い猫といわれています。
参考:『猫の教科書』(緑書房)
写真選定協力:石原さくら
猫写真家として、「ねこのきもち」表紙他多数で活躍するほか、メディアの出演・講演も多数。著書・共著に「てらねこ 毎日が幸せになる お寺と猫の連れ添い方」(KADOKAWA)、「かわいいかわいい ねこのかぶりもの」(パルコ)など。愛玩動物飼養管理士1級。A級キャットグルーマー。デボンレックスとシンガプーラのブリーディングの経験もあり、猫の品種についての造詣も深い
UP DATE