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猫たちの力関係 その2~残念なイケメン猫 揺るぎなきセツSTYLE Vol.52~
猫たちの力関係 その2
さて、決して出しそびれたわけではないフク様。
弟のランや先住猫のセツには温厚な気がしますが、基本彼女はオカン以外に興味がないのです。
オカンに対する独占欲は異様に強く、自分よりも後にやってきたアメ&ハレがオカンに近づこうものなら「シャァァアアアアアアアアアアアアアア!」と発狂します。なにそれ怖い。
そんな彼女の琴線を知っている彼らはオカンに甘える時もフク様の手前、ちゃんと遠慮するんです……(ちゃんと遠慮するってなんだろう)。
フク様恐るべし!
そして、やってきました。新参者のコウ。
甘えたい時に甘えたい人へ甘えるプレイボーイコウ。恐らく猫社会において存在しているであろう暗黙のルールをわかっておりません。
「甘える時は権力順」という、暗黙のルールを……。
セツはあまり気にしておらず、面倒ごとを嫌うランも放っていますが、問題はフク様。
オカンに対する愛が強い彼女。いつだって甘える時は一番! 誰よりも長く甘えたい! そう思っていることでしょう。
しかし! 最近やってきた若者は順番を守らずベタベタベタベタと……これはアレですね。
「私のオカンになにするのー!? あんたー! コラー!」です。
コウがフク様の近くを通ろうものなら高速猫ビンタが炸裂!
その光景を始めて目にした時は驚きで一時停止しました。
コウも、フク様の近くを通ると攻撃されると学習したようで、最近はフク様をきれいに避けて歩いています。きれいに避けてオカンに甘えています。……こいつ、できる。
フク様の嫉妬心などつゆ知らず、今日もプレイボーイコウはオカンに甘えております。こいつ……できる!!
コウよ、女の嫉妬は恐ろしいものなんだよ……。
彼がその恐ろしさにいつ気づくのか、不安になった昼でした。
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