猫が好き
UP DATE
騒々しい繁華街で聞こえてきた子猫の鳴き声→看板の隙間に挟まっているのを発見し保護、現在は“おねえちゃん”に!?

飼い主さん:
「夫婦で繁華街を歩いていたら、雑音に紛れてニャ~ニャ~という声が聞こえてきたんです。『最近は猫の声で客寄せするのか』なんて話していたのですが、よく聞くと『これはホントの猫の声だ!どこかに猫がいる!』と気が付き、近くの巨大な看板の裏に挟まって出られなくなっているすーちゃんを発見しました」
飼い主さんによると、「大人の手を差し込むのも難しいような隙間」に挟まっていたというすーちゃん。
飼い主さん:
「おそらく真っすぐ入ったまま引き返せなくなってしまったのだと思います。
実は、ずっと猫を家族に迎えたいと思っていて、猫の保護の仕方などは以前調べてある程度知っていたので、100円ショップで必要な道具をすぐに調達し、無事に保護することができました」
動物病院に電話をすると……

飼い主さん:
「電話先の動物病院の人から『保護した猫を飼う意思はありますか? こちらに連れてきて置いて行かれても困りますよ』と言われました。
もともと保護猫カフェに行ったり、地域猫を見に行ったりして猫をお迎えする心構えはありましたが、すーちゃんとの出会いはさすがに急な出来事だったので、『本当にこのコを連れて帰っていいのか』などの迷いがあったのも確かです。でも、この言葉で『うちにお迎えします!』と意思が固まりました。
それに、ザワザワした街中ですーちゃんの鳴き声がとてもクリアに聞こえてきたときは、運命を感じたんです」
飼い主さん宅で暮らし始めたすーちゃん

飼い主さん:
「現在は3才になりました。今ももちろんですが、小さいときはそれはもうかわいかったです。
ただお迎え当初は脱走対策が大変でした。当時は10階以上の高さの階に住んでいたので、絶対に脱走させないよう緊張しながら洗濯物を干したり、部屋の出入りをしたりしていましたね」

「ちなみに、上層階に住んでいて私たち以外の生き物を見る機会があまりなかったためか、当時はほんの1ミリくらいの虫が飛んでいたら、一晩中“あそこに虫がいたはずた!”といった様子で見張るなどしていたんですよ。
今は比較的低層階に引っ越したのですが、目線が低くなって外の世界が見やすくなり、“ニャルソック”するのがより楽しくなったようです」

「最近は、1歳5カ月になる息子の“おねえちゃん”として、息子が泣いたら慌てたり、タタッとこっちに来たり、心配してくれたりしています。私たちが初めての子育てに疲れ切っているときは、マイペースなすーちゃんに和ませてもらうことも。そんな私たちに癒やしと幸せをくれるすーちゃんが、これからも健康に穏やかに過ごしていけるよう、がんばりたいですね」
取材・文/長谷部サチ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE