豪雨予報の中、倉庫で鳴いていた子猫を保護。2カ月後、元気いっぱいおてんばに成長した姿が尊い…！

「嫁さんが会社でさまよっていた子猫を連れて帰ってきたわけだが……。さてどうするか」

そんなコメントが添えられた写真には、段ボール箱の中でちょこんと座る小さな三毛猫が写っています。ほっそりとした顔立ちとまだ幼いことを意味する“キトンブルー”の瞳、不安そうに周囲を見つめるその姿は、とても愛らしく、命の尊さを感じさせます。

6月27日、飼い主の@tagosaku24さんは、子猫の写真を公開。リプライには「こりゃまたかわいい」「うちは今は3匹いますが、最も若くあとから来た茶トラの子猫は、同じく茶トラの先住猫にとてもかわいがられていますね〜。でも先住猫の性格次第ですよね」などの声が。

これに対して、飼い主さんは「仲良くなってくれれば良いんですが。すでに気配を感じた先住猫のムシャは、いつもの隠れ家に引きこもってしまいました」と返答。

突然の出会いに戸惑う飼い主さんとムシャちゃん。子猫を保護してから6日後、続報が投稿されました。

そこには「いろいろあったけれど、おうちに迎え入れることになりました。名前は、三毛猫から『ミコ』となりました。万が一オスなら『みこお』です（笑）。先住猫が小さかった頃もこうだったかな？と思うほど、元気に走り回っています」とのコメントが。

こうして、子猫のミコちゃんと飼い主さん夫婦、ムシャちゃんの新たな生活が始まりました。

倉庫の奥で鳴いていたミコちゃん。保護から現在、成長を感じるところは？

保護当時、生後推定2週間ほどだったミコちゃん。飼い主さんのおうちに迎えられ、すくすくと成長し、生後推定2カ月（取材時）になりました。

飼い主さんによると、ミコちゃんは飼い主さんの妻が勤める会社の倉庫で発見されたそうです。

飼い主さん：
「倉庫で2日ほど鳴き声を上げ、側溝の奥に1匹で隠れていました。翌日の天気は、豪雨になる予報。『このままだと溺れてしまう』と思い、保護することにしました」

飼い主さんのおうちには、先住猫のムシャちゃんが暮らしていました。当初、ミコちゃんがおうちにやって来ると、ムシャちゃんは、途端に落ち着かない様子に……。

飼い主さん：
「ミコをお迎えして大変だったことといえば、先住のムシャが戸惑っていたことくらいでしょうか。ミコ自体は自由奔放。初日にトイレも覚えたため、苦労することは無かったですね」

保護当時は、飼い主さんの手のひらに乗るくらい小さかったミコちゃん。現在は、両手のひらにのるくらい大きくなりました。そして、もうひとつ、成長を感じるところがあるそうです。

飼い主さん：
「今は、自分の名前を認識していると思います」

天真爛漫なミコちゃんにメロメロ！「なくてはならない存在です」

子猫の成長はあっという間！

8月3日、飼い主さんは「暴れん坊将軍！どこにそんなパワーあるの（笑）。また大きくなったねぇ」とのコメントとともに、ミコちゃんの写真を投稿しました。

保護当時のはかなげな様子はすっかり消え去り、しっかりとした顔つきに……！瞳の色は“キトンブルー”からイエローへ変わりました。そのやんちゃで元気いっぱいなミコちゃんの成長ぶりに、飼い主さんはとても驚かされているようです。

飼い主さん：
「先住猫のムシャより身体能力がとても高く、びっくりしています。かなり、おてんばなコになりそうです」

突然、訪れたミコちゃんとの出会い。飼い主さん夫婦とムシャちゃんの日常は、さらににぎやかなものになっているようです。優しい家族に見守られながら、ミコちゃんもまた安心して過ごすことができているようですね。

飼い主さん：
「今では、なくてはならない存在です。見ているだけで癒やされる、大事な家族ですね」

写真提供・取材協力／@tagosaku24さん／X（旧Twitter）
取材・文／佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。