猫が好き
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かわいさをまき散らす猫「Satoちゃん」~沖昌之の『フォレスト ニャンコ』#3
1. そとねこのかわいさを教えてくれたねこ。
というのも、ぼくには少しばかりねこにトラウマがありまして…
小学生のころ、母の実家に遊びに行ったときに出会った 『佐助』というしっぽがふさふさしたねこに、そのトラウマを植え付けられました。
と言っても、佐助さんは何も悪くないのですが。。。
忘れもしない、小学生のころのねことのファーストコンタクト。
当時、ぼくの中で暴走してるねこへの気持ちを、佐助にぶつけまくってました。
今思うと、重すぎるし、なんかこわい(笑
佐助が眠っていようが起きていようがお構いなく、ひたすら撫でまくり、
ふさふさしっぽも、優しく握りながら撫でまくり、
佐助が逃げてミシンの下に隠れても、ジーっとストーカーのように付きまとう小学生のぼく。
そりゃ、嫌がられますわ。
しまいには、豪快に佐助に引掻かれて、ぼく錯乱。
あれ?? ぼくの知ってるねこじゃない。
ねこ、めちゃめちゃ怖いやん!!!
その思い出が残っていたので、「家ねこですらこの凶悪レベルだから、
そとねこなら、なおさら誤ってぼくがねこの手の届く間合いに入ってしまったら、間髪入れずに引掻くだろう。」(※注:妄想)
ってすっごい妄想レベルのトラウマになってました。
そんなトラウマを取り除いてくれたねこが、このコ「Satoちゃん」。
社交性はぼくよりもあって、一見さんにも分け隔てなく歩み寄ってきて、
目の前でごろんっと転がって、ねこのかわいさをまき散らすねこ。
そんな仕草されたらトラウマどころじゃないですよね。
恐る恐る撫でてみたら、気持ちよかったのか、「今度はこっちを撫でてみようか。」みたいな感じで、体を変えて無言のセッション。
Satoちゃんのおかげで、ねこに近づいてもいいんだって、
ねこの"かわいらしさ"や"やさしさ"を教えてもらいました。
2. Satoちゃんは子どものように好奇心旺盛さん。
大人のどしんっとした空気でなくて仕草も表情もキラキラしてる。
わざわざ室外機の上から体を伸ばして室内をのぞく。
家政婦が見たポーズ。
何を見ているのか気になるけど、ぼくが近づいたらポーズを止めてしまいそうで夢中でシャッターをきりました。
というのは冗談で、友達のねこさんと小競り合いをして負けた後のSatoちゃん。
気持ちを静めるために電柱を蹴りまくる。
めちゃめちゃ悔しかったのかな。。。
というか、小学生の時に、男子は一度は絶対してそう(笑
かくいう、ぼくもしたことある派。
特に意味はないのですが、一度はしてみたくなる、これ。
Satoちゃんは手を入れてみたものの、ほかに興味があることが見つかったのか、
手を入れたことも忘れてるみたい。
ねこはビックリするくらい気持ちが移り気。 好奇心旺盛で、そこがやっぱりかわいい!
プロフィール
猫写真家
著書に『ぶさにゃん』(新潮社)『必死すぎるネコ』(辰巳出版)『明日はきっとうまくいく』(朝日新聞出版)など多数。
令和元年5月に、初の写真絵本『にゃんこ相撲 下町編』(大空出版)を発刊。
日本テレビの『Oha!4 NEWS LIVE』で「おはにゃん」を担当するなど、表情豊かな外猫の自然な姿をとらえた写真が人気。
Instagram ID : @okirakuoki
・東京:8/15~9/10 渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール
・大阪:7/20~9/17 ナレッジキャピタル イベントラボ
・仙台:7/20~9/1 仙台フォーラス8階 特設会場
・新潟:7/20~9/8 万代シルバーホテルビル 2F
・横浜:9/14~10/14 アソビル3F STAMP HALL
・静岡:10/19~11/10 松坂屋静岡店 北館5階 特設会場
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