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猫カゼに負けるな! 症状を緩和できる用途別マッサージ法4

季節の変わり目は人と同じく、猫も体調を崩しやすい時期です。特に、注意したいのが猫カゼ。猫カゼは一度治っても再発することがあり、春先はその再発が多い傾向にあります。

今回は、そんな猫カゼの症状を緩和するマッサージについてご紹介します。

マッサージ前に注意したいこと

猫団子、スコティッシュフォールドのましゅー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
マッサージは猫がリラックスしているときに行い、寝ているときや食後すぐは避けるようにしましょう。ウォーミングアップとして顔や体を優しくなでることで、より猫がリラックスできます。

また、猫にマッサージをする場合、強く押したりつまんだりするのはNG!「少し物足りないかな」程度の力を心掛けましょう。
回数はそれぞれ10回くらいが、目安になります。

涙目になる、目ヤニの量が増えるときはどうしたらいいの?

仰向けで寝るマンチカンのこてつ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫カゼの症状は目の周り出やすく、涙目になったり目ヤニが増えたりというのは、特徴的な症状といえます。そこで、目の周りのツボを刺激して悪化を防ぎましょう。

瞼のツボマッサージ方法

目の周りのマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
目の周りのマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
《やり方》
上瞼に親指をおき、目頭側から目尻側へさすります。下瞼も同様に行ってください。

上瞼と下瞼の目頭側にあるツボには、目をスッキリさせる作用があり、目ヤニや涙目の症状を緩和させます。飼い主さんの立ち位置は、猫の背後からでも正面からでもOKです。

目頭のツボマッサージ方法

目の周りのマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
《やり方》
目と目の間を親指と人差し指で軽くつまんであげましょう。

左右の目頭の間には鼻涙管があります。この付近のツボを押すと涙の流れがよくなり、眼病予防につながるといわれています。

鼻水が出て鼻をグシュグシュさせているときはどうしたらいいの?

どアップ!ラグドールのジル
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
人の風邪の症状と同じく鼻水が出る猫もいます。そういったときは、鼻筋のツボを刺激することで鼻通りをよくしてあげましょう。

鼻筋のツボマッサージ方法

鼻筋のマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
《やり方》
上へ向かって、鼻の上→眉間→額とまっすぐ人差し指でさすってあげましょう。

鼻筋には、鼻の通りをスムーズにするツボがあり、ここを刺激すると鼻水や鼻づまりの改善に効果的です。その際、片手をあごに添えると、顔が固定されてさすりやすくなりますよ。

くしゃみや咳込むときはどうしたらいいの?

まったり中、アメリカンショートヘアのaimable
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫カゼによって、くしゃみや咳などの症状が現れる猫もいます。くしゃみや咳などの呼吸器の症状は、あごにあるツボを刺激してあげましょう。

あごのツボマッサージ方法

あごのマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
《やり方》
1.あごの下の皮膚を親指と人差し指で軽くつまみます。
あごのマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
2.親指と人差し指を開き頬の脇に向かって、円を描きながらさすりましょう。

あごの真下の少しへこんだ部分にツボがあり、ここをつまむと呼吸がラクになります。続けて、円を描きながら耳の下の頸部リンパ節(頬の脇あたり)のマッサージをすると、より効果的ですよ。

猫カゼが再発!さまざまな症状が出るときはどうしたらいいの?

スコティッシュフォールドのとうふ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫カゼの症状を全般的に予防・緩和させたいときには、首の左右にあるツボは刺激して免疫力をアップさせましょう。

首のツボマッサージ法

首の左右にあるツボをマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
《やり方》
1.首の両脇に、左右の親指を当てて軽く押します。
首の左右にあるツボをマッサージ
「ねこのきもち」2017年3月号
2.親指で押しながら、肩の中央に向けて徐々にずらしましょう。

首の両脇には、猫カゼ予防に有効的なツボがあります。ここを刺激すると、猫カゼの初期に起こりやすい症状をまとめて取り除く作用が期待でき、予防にもおすすめです。
こういったマッサージは、猫カゼの症状緩和といった体調管理としての役割だけではなく、コミュニケーションにもなります。愛猫の性格と相談しながら、ぜひ取り入れてみてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2017年3月号『春先の不調に負けない体に!スプリングマッサージ』(監修:「アニマル・ケアサロンFLOLA」委員長 日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生)
文/gyo
構成/ねこのきもちWeb編集室

※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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