猫と暮らす
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「ふニャふニャ」「ケケケ」 鳴き声の種類でわかる猫の本音
猫は言葉を話さない動物ですが、じつはさまざまな方法で飼い主さんに気持ちを伝えているようです。その手段のひとつが「鳴き声」。
猫の鳴き声からは、「愛情の度合い」や「性格の傾向」がわかることがあるのだそう! 帝京科学大学助教・小野寺 温先生の解説をもとに紹介します♪
猫の鳴き声からは、「愛情の度合い」や「性格の傾向」がわかることがあるのだそう! 帝京科学大学助教・小野寺 温先生の解説をもとに紹介します♪
鳴き声のかまってほしさ度合いから、猫の「愛情度」がわかる
お願いを叶えてもらうために、猫が飼い主さんに対してする「かまって鳴き」。その強さで、愛情度をはかることができそうです。
気持ちの強さは、鳴き声の「大きさ」や「長さ」に表れます。何を求めるわけでもなく、飼い主さんをじっと見て鳴くなど、「かまって」の気持ちで鳴いているときは、その「大きさ」や「長さ」に注目して、愛情度を見極めてみましょう。
気持ちの強さは、鳴き声の「大きさ」や「長さ」に表れます。何を求めるわけでもなく、飼い主さんをじっと見て鳴くなど、「かまって」の気持ちで鳴いているときは、その「大きさ」や「長さ」に注目して、愛情度を見極めてみましょう。
例1:「アオーン」「に゙ゃーに゙ゃー」など、ひと続きに大きな声で鳴くなら…
愛情度はとても高いかも♪
飼い主さんを見ながら大きく長めに鳴く場合、「かまって」の気持ちが強く、飼い主さんへの愛情度も高いと考えられます。飼い主さんが近づいてくるまで鳴き続けるなら、さらに愛情度が高いでしょう。
愛猫の願いを叶えてあげることも大切ですが、困るくらい繰り返すようであれば、相手にしないこともひとつの手です。
飼い主さんを見ながら大きく長めに鳴く場合、「かまって」の気持ちが強く、飼い主さんへの愛情度も高いと考えられます。飼い主さんが近づいてくるまで鳴き続けるなら、さらに愛情度が高いでしょう。
愛猫の願いを叶えてあげることも大切ですが、困るくらい繰り返すようであれば、相手にしないこともひとつの手です。
例2:「ニャニャニャ」「ふにゃふにゃふにゃ」など、小さめの声で1回が短めなら…
猫の愛情度は中程度といえるでしょう。
小さく短い音を繰り返す鳴き声は、親しい猫に挨拶するときの声に似ています。そのため、飼い主さんに「親愛の気持ち」を抱いているのは確かだと考えられます。
愛情度は、ちょうどいい「中程度」でしょう。とてもいい関係が作れていますね!
小さく短い音を繰り返す鳴き声は、親しい猫に挨拶するときの声に似ています。そのため、飼い主さんに「親愛の気持ち」を抱いているのは確かだと考えられます。
愛情度は、ちょうどいい「中程度」でしょう。とてもいい関係が作れていますね!
例3:「ケケケ」「カカカ」など、小さめ×短めの場合は…
「お喋り」ではなく、狩りの気分でしょう。
お喋りのような鳴き声でも、挨拶気分ではないケースも。遠くを見つめながら「ケケケ」「カカカ」と鳴くのは、鳥や虫などを見つけて狩猟本能が刺激されているのかも。
窓辺にいるときなどは、その可能性が高いでしょう。
お喋りのような鳴き声でも、挨拶気分ではないケースも。遠くを見つめながら「ケケケ」「カカカ」と鳴くのは、鳥や虫などを見つけて狩猟本能が刺激されているのかも。
窓辺にいるときなどは、その可能性が高いでしょう。
鳴き声だけで猫の性格を判断するのは難しいけど、傾向は導けるかも!
性格はさまざまな要素で決定されるので、鳴き声だけで判定するのは難しいです。
とはいえ、鳴き声に猫の気持ちが表れていることを踏まえると、愛猫がふだんどのような鳴き方をすることが多いのかで、性格の傾向は導けるかも。
とはいえ、鳴き声に猫の気持ちが表れていることを踏まえると、愛猫がふだんどのような鳴き方をすることが多いのかで、性格の傾向は導けるかも。
また、ふだんからあまり鳴かない猫にも、性格の傾向はあるようです。小野寺先生の印象では、あまり鳴かない猫は「おっとりした性格」であることが多いのだとか。
ちなみに、鳴かないのは生活環境が影響していることも。人と1対1で暮らしているなどでお世話が行き届いているような場合、お願いする必要がないため、鳴きにくいのだそうです。
ちなみに、鳴かないのは生活環境が影響していることも。人と1対1で暮らしているなどでお世話が行き届いているような場合、お願いする必要がないため、鳴きにくいのだそうです。
例1:「ニャーニャー」と鳴くことが多いなら…
甘えん坊な性格といえるかも!
いつもと比べて高くも低くもない、大きくも小さくもない鳴き声で飼い主さんを見ながらニャーニャー鳴くのは、甘えているからかもしれません。この場合、飼い主さんに付きまとったり、スリスリした行動を伴うことも。
このような鳴き方をすることが多い猫は、甘えん坊な性格が多い傾向にあります。
いつもと比べて高くも低くもない、大きくも小さくもない鳴き声で飼い主さんを見ながらニャーニャー鳴くのは、甘えているからかもしれません。この場合、飼い主さんに付きまとったり、スリスリした行動を伴うことも。
このような鳴き方をすることが多い猫は、甘えん坊な性格が多い傾向にあります。
例2:「ニャニャニャ」と鳴くことが多いなら…
友好的な性格といえるかも!
小さく短め、また少し高めの声でお喋りするように鳴くのは、挨拶の基本の意味である可能性が高いです。このように鳴くことが多いなら、友好的な性格と考えられるでしょう。
願いが強いわけではないので、しばらくすると鳴きやむことが多いかも。
小さく短め、また少し高めの声でお喋りするように鳴くのは、挨拶の基本の意味である可能性が高いです。このように鳴くことが多いなら、友好的な性格と考えられるでしょう。
願いが強いわけではないので、しばらくすると鳴きやむことが多いかも。
例3:「ンギャー」と鳴くことが多いなら…
独立心が強めな性格といえるかも!
大きく叫ぶように鳴くことが多いなら、警戒心が強めと考えられるでしょう。
飼い主さんやほかの猫に近寄ってコミュニケーションをとるよりは、単独で行動することのほうが好きな猫といえるかも。
大きく叫ぶように鳴くことが多いなら、警戒心が強めと考えられるでしょう。
飼い主さんやほかの猫に近寄ってコミュニケーションをとるよりは、単独で行動することのほうが好きな猫といえるかも。
例4:「アオーン」と鳴くことが多いなら…
寂しがり屋な性格といえるかも。
少し低めの遠吠えのような鳴き声には、不安な気持ちがあります。また、「大きさ」や「長さ」には主張が表れるので、大きいほど、長いほど不安は強いでしょう。
この鳴き方が多い場合は、寂しがり屋といえるかもしれません。
少し低めの遠吠えのような鳴き声には、不安な気持ちがあります。また、「大きさ」や「長さ」には主張が表れるので、大きいほど、長いほど不安は強いでしょう。
この鳴き方が多い場合は、寂しがり屋といえるかもしれません。
例5:「・・・(口は開けている)」場合は…
サイレントニャー! 依存度が意外と高めかも
鳴いているかのように口は開けるのに、声が聞こえないーーそんな「サイレントニャー」ですが、じつは猫は人の可聴域外の声を出しています。
飼い主さんのそばで見つめていることが多く、飼い主さんへの願いは強めだと考えられるので,依存度は高めの可能性が。
鳴いているかのように口は開けるのに、声が聞こえないーーそんな「サイレントニャー」ですが、じつは猫は人の可聴域外の声を出しています。
飼い主さんのそばで見つめていることが多く、飼い主さんへの願いは強めだと考えられるので,依存度は高めの可能性が。
鳴き声に込められた気持ちを理解できたら、もっと愛猫の本音がわかるかも♪ ぜひ、愛猫のふだんの鳴き声をよく聞いてみてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2019年3月号『猫語をひも解くヒント集 鳴き声で気持ちはわかります!』
(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺 温先生)
文/sorami
構成/ねこのきもちWeb編集室
(監修:帝京科学大学助教、動物看護師 小野寺 温先生)
文/sorami
構成/ねこのきもちWeb編集室
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