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室内飼いの猫も紫外線対策は必要? 強い紫外線が原因の「日光皮膚炎」に気をつけて!

夏場はとくに紫外線が気になりますが、室内飼いの猫も紫外線対策をしたほうがよいのでしょうか? 今回、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

室内飼いの猫も紫外線対策は必要?

日向ぼっこする猫
getty
——室内飼いの猫も、紫外線対策は必要でしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「室内飼育であれば、直射日光を避けられる場所がたくさんあるので、基本的には紫外線対策は積極的にしなくてもいいと思います。

ただ、日光浴を好んでする猫や、日光皮膚炎と診断されている猫の場合は、室内であっても対策をしたほうがよいでしょう」

猫の「日光皮膚炎」とは?

くつろぐ猫
getty
——日光皮膚炎とはなんでしょうか?
獣医師:
「日光皮膚炎は日光過敏症ともいい、強い紫外線の影響によりが引き起こされる皮膚炎のことです。

色素の薄い猫や白い猫などが発症しやすい傾向がありますが、特に外猫などの日光にさらされることの多い猫は、日光皮膚炎になりやすい傾向があります」
——日光皮膚炎になると、どのような症状が見られますか?
獣医師:
鼻先や口周り、耳などの毛の薄い部分に皮膚炎症状が見られます。なかには、皮膚がんを発症することもあります。

原因は紫外線の刺激を避けることが基本となりますので、対策としては…

  • 紫外線の多い時間帯にはUVカットカーテンで日光を遮ること
  • 外が見える状態を作りたい場合は窓にUVカット加工をすること

などの対応をとるとよいでしょう」
——猫が日光皮膚炎になった場合、どのような治療が必要なのでしょうか?
獣医師:
「皮膚炎に対しては、抗炎症剤の塗布や服用などが行われます。皮膚がんに移行してしまった場合は、外科治療が適応となります」
箱に入る猫
getty
日光浴が好きで長時間日光に当たっているような猫は、日光皮膚炎にも注意したいです。室内飼いであっても、紫外線対策を意識してみてくださいね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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