猫と暮らす
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猫が噛んでしまう3つの原因は? 噛まれたときの飼い主のNG対応も解説
猫が噛んでしまう原因3つ
「猫が噛んでしまう原因は『怖いから』『お願いしたいから』『獲物みたいだから』の3つに分かれます。それぞれくわしく見ていきましょう」
①「怖い」と思って噛む場合
「警戒心の強い猫は、『過去に怖い目にあったことがある』『危険がある』と判断したときに、身を守るために相手を噛むことがあります。
飼い主さんとの関わり合いのなかでは、たとえばお手入れをしているとき、抱っこしたとき、寝ているところを起こしたときなどが当てはまります。
噛まれないようにするには、怖いものとの距離を少しずつ縮めさせることが大切です。たとえば、ブラシが怖い猫には、逃げなかったらおやつを与えるなどをするとよいでしょう。
また、必要なお手入れは最小限にして、分割して行うようにしてみてください」
②「お願い」したくて噛む場合
「猫が何かしたいことがあったときに、『たまたま噛んだらその欲求が満たされた』という場合もあるでしょう。これを学習すると、繰り返してしまうことがあります。
たとえば、『飼い主さんを起こすとき』『フードを欲しがっているとき』『遊んでほしいとき』などが当てはまるでしょう。
噛まれないようにするためには、愛猫の欲求が高まる前に先回りして猫の欲求を満たしてあげてください。
たとえば、フードを欲しがって噛んでくるのであれば、空腹を感じる時間を減らせるように『フード量を細かく分けて与える』などの工夫がよいです。
遊んでほしくて噛んでくるときには、しっかりと遊んであげて狩猟本能を満たしてあげることもよいでしょう」
③「獲物みたい」と思って噛む場合
「猫が飼い主さんの手や足を獲物のように噛んだり、追いかけたりしてしまうことがあります。たとえば、遊んでいるときやじゃれているときなどに見られます。
噛まれないためには、飼い主さんの手や足で直接猫と遊ばないようにしましょう。遊ぶおもちゃは、ヒモや竿が長いものを使うなどしてみるとよいと思います」
噛みやすい猫に傾向はある?
「子猫時代の社会化がうまくいかなかったり、または噛みつきに対して飼い主さんが間違った対応をしてきた猫は、噛んでしまう傾向が強いでしょう」
猫に噛まれたときにしてはいけない対応は?
「猫に噛まれたときは、大きく反応してしまうとそれに猫も反応して、もっと強く噛んだりすることがあります。できるだけ反応しないことが得策でしょう」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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