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寒くなってきた時期に注意したい猫の病気と予防法|獣医師解説

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だんだんと寒くなってきましたが、寒い時期に注意したい猫の病気があるそうです。今回、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。

寒い時期に注意したい猫の病気は?

見つめる猫
getty

——寒い時期に注意したい猫の病気には、どのようなものがありますか?

ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「寒くなってくると注意したい猫の病気としては、膀胱炎や尿石症といった泌尿器の病気や、猫カゼ(猫カリシウイルス感染症や猫ヘルペスウイルス感染症など)などの感染症が起こりやすくなります。それぞれ解説します」

①膀胱炎や尿石症などの泌尿器の病気

トイレに入る猫
getty

獣医師:
「膀胱炎は結石や細菌、ストレスなどによって膀胱に炎症が起こる病気で、尿石症は尿中の成分が結晶や結石となって、排尿トラブルを起こす病気です。

膀胱炎や尿石症は、治療も予防も『排尿サイクルを整える』ことが重要で、飲み水の与え方やトイレ環境に配慮することが大切です。それに加えて、原因によってはフードで改善できることもあります」

——寒い時期に特に注意が必要だというのは、どのような理由なのでしょうか?

獣医師:
「猫はもともと飲水量が少なくオシッコの濃度が高い傾向がありますが、冬になって寒くなると、運動量が減るなどしてさらに飲水量が減りやすくなるため、注意が必要です。

また、寒さで水を飲みに行くのすら面倒になってしまうコや、トイレを我慢してしまうコもいるので、そうしたことが冬に泌尿器の病気にかかりやすくなる原因のひとつだと考えられています。

そのため、下記のような猫が水を飲みやすい工夫をすることも大切です。

  • 水飲み場を複数設置する
  • 室温に気をつける

また、膀胱炎や尿石症は再発しやすい病気なので、日常的に生活環境を整えストレスの少ない生活環境をつくることや、愛猫の状態をしっかり観察することが大切です」

②猫カゼ(猫カリシウイルス感染症や猫ヘルペスウイルス感染症など)などの感染症

見つめる猫
getty

獣医師:
「猫カゼは、人の風邪のような症状(発熱、鼻水、口内炎、くしゃみ、結膜炎など)を出し、悪化すると鼻炎で鼻がつまってニオイが嗅げなくなったり、口内炎で食事を食べられずに衰弱してしまうこともあります。

特に、体力や免疫力のない子猫が感染して発症すると重症になることが多く、治療が遅れて命を落とすことがあります」

——命にかかわることもある怖い病気なのですね。猫カゼの予防法はあるのでしょうか?

獣医師:
「この猫カゼは、定期的にワクチンを打つことや感染猫に接触させないことが予防になります。また、免疫力を低下させないために適度な運動や新鮮な食事を与えることも大切です。

発症した場合は、症状に合わせた薬や免疫力をサポートするインターフェロンなどを使うことがあります」

見つめる猫
getty

冬は泌尿器の病気や感染症などにかかりやすくなるので、愛猫の体調をよく見てあげたいです。もし気になる症状が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami

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