猫と暮らす
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日頃からキャリーバッグに慣らすことが重要! 車やタクシーを利用して猫と移動するときの注意点
動物病院に行くときや引っ越しの際など、愛猫を連れて移動する機会があるでしょう。
キャリーバッグに猫を入れて移動するときに、どのようなことに配慮すればよいのでしょうか? 今回、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
キャリーバッグに猫を入れて移動するときに、どのようなことに配慮すればよいのでしょうか? 今回、ねこのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
猫をキャリーバッグに入れて一緒に移動する際の注意点は?
——動物病院に連れて行くときなど含め、愛猫をキャリーバッグに入れて一緒に移動する際にはどのようなことに注意すればよいでしょうか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「まずは、普段からキャリーバッグに慣らしておくことが必要です。たとえば、猫が『キャリーバッグ=病院』と学習してしまうと、キャリーバッグを出しただけで逃げ出してしまうことでしょう。
そのため、キャリーバッグが猫にとって身近な存在として認識させられるようにする必要があります。対策として、普段から猫がいる場所にキャリーバッグを置いておき、慣らしておくことが大切です」
「まずは、普段からキャリーバッグに慣らしておくことが必要です。たとえば、猫が『キャリーバッグ=病院』と学習してしまうと、キャリーバッグを出しただけで逃げ出してしまうことでしょう。
そのため、キャリーバッグが猫にとって身近な存在として認識させられるようにする必要があります。対策として、普段から猫がいる場所にキャリーバッグを置いておき、慣らしておくことが大切です」
——キャリーバッグの存在に慣れ、中に入ることにも慣れたら、次は移動の練習も必要ですか?
獣医師:
「そうですね。キャリーバッグに猫が入って慣れたとしても、持って移動をさせると猫が嫌がる場合があります。
日頃から、下記のことを練習してみるとよいでしょう。
「そうですね。キャリーバッグに猫が入って慣れたとしても、持って移動をさせると猫が嫌がる場合があります。
日頃から、下記のことを練習してみるとよいでしょう。
- 室内でもキャリーバッグに入るようにする
- キャリーバッグに入ったときに扉を閉めてみる
- キャリーバッグに入ったときに持ち上げてみる
- キャリーバッグに入れて少し移動してみる
キャリーバッグに入って移動ができたら、ご褒美としておやつを与えるなどもよいでしょう。好きなおやつの印象をつけて、猫にとって楽しいことになるようにしていってください。
楽しい印象が強くなるほど、キャリーバッグの移動がラクになります」
楽しい印象が強くなるほど、キャリーバッグの移動がラクになります」
猫と一緒に移動するときの交通手段は?
——猫と一緒に移動する際、どのような交通手段を利用するのが猫にとってよいでしょうか?
獣医師:
「移動方法は、猫への刺激を最小限にするような方法を選ぶとよいでしょう。たとえば、車やタクシーを利用したり、徒歩で行くなどもよいかと思います。
公共交通機関は周囲の音や揺れが大きいので、避けられるならば避けたほうがよいでしょう」
「移動方法は、猫への刺激を最小限にするような方法を選ぶとよいでしょう。たとえば、車やタクシーを利用したり、徒歩で行くなどもよいかと思います。
公共交通機関は周囲の音や揺れが大きいので、避けられるならば避けたほうがよいでしょう」
車で猫と一緒に移動する際の注意点は?
——車で猫と一緒に移動する際に注意したいポイントについて教えてください。
獣医師:
「車での移動の際は、キャリーバッグをシートベルトで固定して揺れないように設置し、猫が不安で鳴いても声はかけずにそっとしておくほうがよいでしょう。猫が不安で鳴いているときに声をかけると、かえって不安を助長してしまう恐れがあるからです。
また、移動中はキャリーバッグにタオルなどを被せておくと周りが見えず、かえって猫は安心できます。
外出からの帰宅後については、キャリーバッグはそのままいつもの場所に置くようにするとよいでしょう」
「車での移動の際は、キャリーバッグをシートベルトで固定して揺れないように設置し、猫が不安で鳴いても声はかけずにそっとしておくほうがよいでしょう。猫が不安で鳴いているときに声をかけると、かえって不安を助長してしまう恐れがあるからです。
また、移動中はキャリーバッグにタオルなどを被せておくと周りが見えず、かえって猫は安心できます。
外出からの帰宅後については、キャリーバッグはそのままいつもの場所に置くようにするとよいでしょう」
キャリーバッグを使用しての移動は、猫も慣れが必要です。いきなりキャリーバッグに入れて移動を試みるのではなく、日頃からの練習によって、猫も安心して移動ができるようになると思います。
飼い主さんはぜひ練習をしてみてくださいね。
飼い主さんはぜひ練習をしてみてくださいね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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取材・文/sorami
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