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『まいったな 参加出来ない リモート会議』他、猫あるある6選 専門家に理由も聞いてみた!

思わずうなずいてしまう!? 「猫あるある」かるた6連発!

みなさんは愛猫と過ごしていると「これはよく見る風景だな」と感じることはありませんか? そんな「猫あるある」をねこのきもち読者のみなさんに詠んでいただきました。
とっておきの6作品をご紹介します!

「おもちゃより 猫の興味は そこのゴミ」

東京都 Y・Iさん/ぐりちゃん(メス・1才/ロシアンブルー)
買ったおもちゃより、カサカサと音のする紙や木の枝などのゴミで遊ぶのが好きという愛猫の様子を詠った読み札。

猫の五感にくわしい今泉先生によると、猫は人の約3倍もの音域を聞き取ることができるといわれ、これは野生時代に獲物の鳥やネズミが出す高温を聞き取るために発達したと考えられているといいます。さらにそうした獲物が身を隠すときの出るカサカサ音などにも反応しやすいことがあるため、おもちゃよりも音の出やすいゴミや木の枝を好む傾向があるかもしれません。

「まいったな 参加出来ない リモート会議」

愛知県 Y・Kさん/しずくちゃん(メス・4才/アメリカンショートヘアー)
リモート会議の前に必ずキーボードを占領されます……と飼い主さん。

猫の行動にくわしい加隈先生によると、飼い主さんと一緒にいることが当たり前になると、飼い主さんを待ち伏せすることが増えることもあるといいます。リモートワークなどで増えたオンライン会議ですが、パソコンの前に来ると飼い主さんが構ってくれると学習しているのでしょう。

「クンクンと ニオイをかいだら 口があく」

静岡県 M・Mさん/ライくん(オス・2才)
興味があるもののニオイを嗅いだら口をあけますと飼い主さん。いい表情をしていますね!

猫の不思議行動にくわしい今泉先生によると、ニオイを嗅いで口を開ける子の様子はフレーメン反応と呼ばれ、フェロモンを確認するときに見せるといいます。猫の上あごには2つの穴があり、鋤鼻器(ヤコブソン器官)という器官に繋がっています。猫は、「フェロモンが付いているかも」と興味をもつと、口を開けて上あごの穴から鋤鼻器にニオイを取り込み、確認します。

「おっさん座り 我が猫は まだ8カ月」

千葉県 M・Yさん/空(くぅ)くん(オス・11カ月)
ときどきにタンスにもたれて、「だら~」と座っている愛猫。まだまだ子猫なのにと笑ってしまいますと飼い主さん。

猫の不思議行動にくわしい今泉先生によると、猫にも人と同じように骨盤の末端に「座骨」があり、それを座面につけることで、体を安定させることができるといいます。このおっさん座りは、とくにスコティッシュフォールドがよく見せることから“スコ座り”と呼ばれるようになりましたが、基本的にはどの猫にもできる姿勢になります。

「仕事だよ 膝に来たから 遅刻だよ」

北海道 Y・Yさん/RIRIちゃん(メス・1才)
急いでいるときに限って、ふだんのらない膝に来てくれたので降ろせない、というか降ろしたくない……という飼い主さんの本音が溢れた読み札。

猫の行動にくわしい加隈先生によると、飼い主さんの体に触れたりするのは、飼い主さんが関心を向けてくれると学習しているからといいます。変化に敏感な猫は、急いでいるときの飼い主さんの雰囲気も感じ取っています。しばらく会えないことをわかって、甘えに来ているのかも。

「猫 わたし 互いに励む ダイエット。」

福島県 Y・Kさん/めらちゃん(メス・推定6才)
愛猫が主治医の先生に「もう少し痩せようね」と言われ、自虐を含めて(!?)詠ったこの読み札。

猫の体重管理にくわしい山本先生によると、写真のようにじゃらしおもちゃを使った運動はダイエットにつながるといいます。動き回ることでカロリーを消費し、筋肉量を増やすことによって基礎代謝を上げていくのです。

ほかにもフードで気を引きながら運動させる方法が役立ちます。おすすめしたいのが、食事場所を変える方法。普段は床に置いているフード皿を、猫タワーや家具の上など高い場所に移してみましょう。猫を登らせることで、運動量を増やせます。
いかがでしたか?

編集室イチオシの「猫あるある」かるたをご紹介しました。
おうち時間で「猫あるある」で読み札を作って遊ぶのも楽しいかもしれません。
ぜひ試してみてくださいね♪

雑誌『ねこのきもち』最新号の情報はこちらから

参考/「ねこのきもち」2015年10月号「ねこが感じている世界」(哺乳類学者 今泉忠明先生)、2016年11月号「最新のニューヨーク式“太らせない”秘策も 成功する猫ダイエット」(獣医師 山本宗伸先生)、2019年2月号「動物学者・今泉先生に聞いた 愛しき猫のふしぎ」(哺乳動物学者 今泉忠明先生)、2019年11月号「フレーメンファンクラブ通信」(哺乳動物学者 今泉忠明先生)、2021年6月号「甘えん坊な猫たち」(帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科准教授 加隈良枝先生)
※先生の解説は、一部過去の類似特集を参考に書かせていただいております。
文/ねこのきもち編集室
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