猫と暮らす
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迎えるのは保護猫じゃなきゃだめ? 猫カフェオーナーの猫への『フラットな目線』
神戸市の閑静な住宅街にある「猫の屋 おでん」は、太期由美子さんが「猫と暮らす楽しさを伝え、猫をきっかけに人同士の繫がりが育める場所を提供したい」と2019年4月にオープンした猫カフェ。ここには多様な経歴をもつ猫たちがいますが、多様なのは訪れる人も同じ。
太期さんはここで、「相談」や「適性飼育の啓蒙」、「ご縁つなぎ」までしています。そこに秘められた思いとは?
今回、実際にお話しをお伺いしました。
※記事内容は2021年10月10日現在のものです。
太期さんはここで、「相談」や「適性飼育の啓蒙」、「ご縁つなぎ」までしています。そこに秘められた思いとは?
今回、実際にお話しをお伺いしました。
※記事内容は2021年10月10日現在のものです。
保護猫も純血種も選択肢のひとつ
猫を迎えたいという人の相談にのる際、太期さんは、まず日本における猫の社会問題から伝えているといいます。
「猫を迎える選択肢として、純血種もいいけど、保護猫も考えてみてください、と。それでもやはり純血種がいいという場合は、飼う猫を探す手助けもしています」と太期さん。
せっかくの出会いをよいものにするために、猫を迎える家族のこと、迎えられる猫の性格ついては細かく情報を収集し、マッチングの精度を上げるそうです。
「猫を迎える選択肢として、純血種もいいけど、保護猫も考えてみてください、と。それでもやはり純血種がいいという場合は、飼う猫を探す手助けもしています」と太期さん。
せっかくの出会いをよいものにするために、猫を迎える家族のこと、迎えられる猫の性格ついては細かく情報を収集し、マッチングの精度を上げるそうです。


猫と人が共生する理想の社会に向けて
さまざまな猫との出会いがあり、人々がともに猫について考える。そんな「コミュニティ猫カフェ」を理想とする太期さん。保護猫だけでなく純血種の情報も広く収集し提供するのも、猫を飼うときの選択肢を増やすためのみならず、保護活動の未来を考えてのこと。
「いつかどの猫も適正に人と共生している、保護猫がいない社会も見据えると、健全で優良なブリーダーの存在は不可欠だと思います」
と太期さんは言います。訪れる人の中には、保護活動に携わる人、ペットショップで働く人など猫を供給する側も多くいます。偶然居合わせた人たちの間で熱い"猫トーク"や保護猫情報が交わされることも。
「特定の何かを否定したり批判したりせず、フラットな考えをもった方々のコミュニケーションを目の当たりにすると目頭が熱くなります」(太期さん)。
「いつかどの猫も適正に人と共生している、保護猫がいない社会も見据えると、健全で優良なブリーダーの存在は不可欠だと思います」
と太期さんは言います。訪れる人の中には、保護活動に携わる人、ペットショップで働く人など猫を供給する側も多くいます。偶然居合わせた人たちの間で熱い"猫トーク"や保護猫情報が交わされることも。
「特定の何かを否定したり批判したりせず、フラットな考えをもった方々のコミュニケーションを目の当たりにすると目頭が熱くなります」(太期さん)。
お話しをお伺いした人/太期由美子さん
出展/「ねこのきもち」2021年12月号『ねこのために何ができるだろうか』
写真提供/猫の屋 おでん
構成/ハナマサ
※この記事で使用している画像は2021年12月号『ねこのために何ができるだろうか』に掲載しているものです。
出展/「ねこのきもち」2021年12月号『ねこのために何ができるだろうか』
写真提供/猫の屋 おでん
構成/ハナマサ
※この記事で使用している画像は2021年12月号『ねこのために何ができるだろうか』に掲載しているものです。
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