猫と暮らす
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寒い時期の『猫の水分補給対策』をしている飼い主さんは約6割も!みんなの工夫が参考になる
冬の時期、愛猫の水分補給の対策を何かしている?
実際にしている水分補給対策は、どんなこと?
その結果、もっとも多かったのは「ウェットフードを与える(38%)」で、ついで「水飲み場の数を増やす(29%)」「その他(29%)」と続きました。
「その他」を選んだ人の回答は?
- 「おやつも水分補給できるものにしています」
- 「ジュレタイプのおやつをあげる」
- 「毎日お風呂場でシャワーからお湯を飲む」
- 「ピュアクリスタルを使っています」
- 「カリカリに猫用ミルクやスープをプラスします。特に便秘気味の時だけですが」
- 「ちゅーるをぬるま湯で薄めて飲んでもらう」
- 「ちゅーるをお湯で割る!節約&カロリーオーバー対策にもなります」
- 「冷たい水だと飲まないので、ぬるま湯を飲ませています。これならごくごく飲みます」
- 「冷たい水だと嫌みたいで水の前で待っているので、ぬるま湯にしてあげています」
- 「2匹いるうちの1匹は冬場になると回数が減るので、試しに40度のお湯を手のひらで試したところ飲むようになり、その後はお皿から飲むようになりました。冬場に冷たい水はダメだったようですが、ぬるま湯を与えたところ飲むようになりました」
- 「水を入れ替えた際、猫の前にキレイな水を持っていくと飲んでくれることが増えた」
【獣医師解説】冬の時期に、猫の「水分補給対策」をするべき理由は?
ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が、猫の水分補給対策が必要な理由について解説します。
冬に猫の水分補給対策を意識すべき理由は?
「冬は猫の水分摂取量が少なくなったり、寒さでトイレに行く回数が減るので、膀胱内の尿が濃くなり膀胱炎や尿石症などのおしっこの病気になりやすいです。
膀胱炎の原因は、主に3つ考えられます。
- 細菌→細菌が膀胱内に入り感染が成立し、炎症を起こす膀胱炎。
- 結石→尿の中に結晶・結石が作られ膀胱を物理的に刺激することで炎症が起きる膀胱炎。
- 特発性→細菌や結石などの原因がなく、勝手に膀胱が炎症を起こしてしまう膀胱炎(ストレスが引き金になることもある)。
また、一方で体内の水分が不足することで、便秘になってしまう猫もいます」
冬の時期の猫の水分補給のポイントは?
「まずは、猫の一日の尿量が減っていないか、掃除の際に気にすることです。尿量が減っている場合は、水を飲む量が通常より少なくなっている可能性があります。
また、アンケートの回答にもあるように、水の温度や風味を変えて飼い主さんから積極的に飲水をすすめる方法はとても有効です。流れる水が好きなコもいますので、蛇口や自動の流水機を使用するのもいい方法だと思います。
ぜひ日頃から、愛猫が水を飲める工夫をしてあげてくださいね」
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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