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猫が電気コードを噛んでしまう。危険性は? 診察事例と事故の対策を獣医師が解説

猫を飼っている人は、室内での電気コードの管理には十分に注意が必要です。誤って噛んでしまった場合に、どのような危険があるのか——ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

猫が電気コードを噛む理由は?

見つめるラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——猫が電気コードを噛んでしまうことがあるようです。どのような理由で、噛んでしまうと考えられますか?
岡本先生:
歯や歯茎の違和感があって、猫が電気コードを噛むことがあります。一度噛んだことがきっかけで、その後も習慣化してしまうことも。また、コードを噛んだときの食感が好みだったり、遊びや狩りの一環として噛んでしまうコもいます。

好奇心旺盛な若い猫や、物を噛むことが好きな猫が、電気コードを噛んでしまう傾向にあります」

猫が電気コードを噛む危険性は?

見つめるマンチカン
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
——猫が電気コードを噛んでしまった場合、どのようなトラブルが起きる可能性がありますか?
岡本先生:
「実際に診察した事例でいうと、電気コードの繊維が猫の口や食道に引っかかったり、感電してしまったケースがあります。また、噛まれた家電が使用できなくなったと話す飼い主さんもいました。

こうした事故を防ぐために、電気コードに専用のカバーをつけたり、猫がかじれない位置に電気コードを貼りつける方法があるので、安全対策として試してみてください」
眠るスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
特に冬の時期は、ストーブやこたつ、加湿器など、部屋の中に電気コードが増える時期だと思います。愛猫が誤って噛んでしまうことのないよう、飼い主さんはしっかりと安全対策を行ないましょう。

万が一、愛猫が電気コードを噛んでしまい異変が見られるようであれば、動物病院を受診してください。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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