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猫の寒さ対策で「湯たんぽ」を使うメリットは? 使用の際には注意点も|獣医師解説
猫に湯たんぽを使うメリット、デメリットは?
「元気な猫であれば、猫が自分で快適な温度を求めて移動します。猫の好きな場所に湯たんぽを用意してあげると、猫が寒いと感じたときに自ら湯たんぽのところに行き、暑くなったらすぐに離れられるので、猫自身でこまめな調節が可能なところがメリットでしょう。
また、湯たんぽはヒーターやエアコンに比べて乾燥しにくく、電気代が節約できるところも良い点ではないでしょうか。
人や同居猫にくっつくことが好きで安心する猫が多いと思いますが、湯たんぽには似たような感覚を得られるところも、猫にとって魅力なのでしょう」
「湯たんぽには保温機能がないために、時間とともにお湯の温度が下がってしまいます。冷めた湯たんぽをそのまま使用すると、猫の体温を下げる恐れがあるのがデメリットでしょうか。湯たんぽが冷えたら、すぐに片付けるようにしましょう」
猫に湯たんぽを使う際の注意点は?
「湯たんぽが高温になりすぎないように、使用の際はタオルを巻いたりカバーをつけたり工夫しましょう。特に動きや感覚の鈍い子猫や老猫では、低温やけどに気をつけなければなりません。飼い主さんがこまめに様子を見てあげられるとよいですね。
老猫や子猫、持病のある猫のようにあまり動けないコへの寒さ対策としては、室内を一定の温度にして、愛猫を毛布やタオルなどでくるみ、暖かくしてあげましょう」
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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